路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

『同行二人』 四国八十八箇所バイク遍路の旅 5 一日目 一番~十番礼所、とらまる公園キャンプ場まで。

2014-04-14 15:52:06 | 四国八十八箇所バイク遍路の旅

2007年4月6日金曜日 快晴。

 12時過ぎには一番礼所霊山寺を出た。
二番礼所極楽寺、三番礼所金泉寺と1km、3km程度の距離しか離れていない。
歩きならば丁度良いウォーミングアップの区間がこのよう3~5km程度の距離間隔で十番礼所切幡寺まで続く。バイク遍路だと、このちょこちょこ走っては駐車して、ヘルメットやグローブの装備品を外し遍路スタイルになってっていうのは結構煩わしい。KLE位の車格でキャンプ道具満載だと頻繁な乗降の繰り返しは、駐車する場所にも気を使って大変であった。お遍路終盤、50ccのホンダカブでバイク遍路をしている青年にであったが、原2クラスが一番バイク遍路に適したオートバイであるように思える。
 短い区間を道路標識を見ながら二番礼所極楽寺へ向う。案内の道路標識が分りやすく設置されているので地図を見なくても辿り着けるくらいである。境内の杉の巨木が印象に残っている。無心にお勤めをして次の礼所へ。憧れでもあった四国八十八ヶ所遍路の旅の初日でるが、巡礼を開始すると次へ次へという気持ちが強くなっていた。慣れない般若心経を唱えお勤めをし、お寺の見学もそこそこに次の礼所へ急ぐ。兎に角、一生懸命に無心でお勤めをし、次の礼所へ。今にして思うと、何となく気も急いていた。実に勿体無いことであるが、当時の私にはあらゆる面で余裕などなかった。県道12号から県道139号沿線を西へ向け十番礼所切幡寺まで続く。先ほど遍路用品を一式揃えた六番礼所安楽寺に再び訪れ、第七番礼所十楽寺へ。白壁と赤い柱の土門から境内に入ると、花まつりのお接待をしている風でテントを建ててお遍路をもてなしていた。若いお兄さんから声を掛けられ、一杯お茶を戴いたのを記憶している。第八番熊谷寺、第九番法輪寺、そして第十番礼所切幡寺に到着したのは午後4時前であった。長い石段を登り、お勤めを終える。4時30分を過ぎた頃であった。今日はこれまでとし、今夜の宿泊先をツーリングマップルを見ながら考えた。事前にキャンプ場や宿泊施設の情報を調べマップルに記入しているが、どこにどうとは決めていなかった。また、四国はどこでも野営できそうな雰囲気なので、いざとなればどうにでもなるようになるさと思っていた。また、バイク遍路であることの利点である機動力を使えば多少離れた土地に移動してしまうという手もある。取り合えず国道318号を北上し、下調べしていてここから近い宮川内ダムへ向った。道の駅どなりの前にある公園内に無料でキャンプ可らしいとのことだったが、現地を見るとなんとなく嫌だったので更に北上する。なんだかんだで20km以上移動して今夜の宿泊地と決めたのは東かがわ市のとらまる公園内にあるキャンプ場である。こちらも無料で利用できると聞いていたが、施設受付で聞くとその通りであった。公園内は各種スポーツ施設が整備された広大な公園であり、ウォーキングコース内らしき一角に、こじんまりとした綺麗な芝のサイトと木造の野外学習棟が一棟建っていた。利用者は私一人で貸切だったが、広くないサイトなのでむしろ一人で良かった。午後5時半は過ぎていて、受付後速やかにテント設営をして食事の用意をした。
070406_1921
◆この日の夕食。マルタイ棒ラーメンは偉大である。

携帯性に優れた棒状ラーメンは偉大である。お遍路一日目という事で、少し興奮気味であまり寝付けなかったが、お酒を飲むと緩やかに眠りに付くことができた。

本日の走行距離   230km
本日の旅費    ¥10,687-

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