2015年1月10日晴れ。
年末年始忙しく、またバネ指発症のおかげでツーリングどころではなかった。
ツーリングにはいけませんでしたが、暇を見つけてはちょこちょこと道具のメンテに励んでいました。
バイク本体とは別に、道具の中の大物と言えばテント。
先のキャンプツーリング、松林のキャンプ場であった為、その宿命として松脂がベトリと付着していました。
◆テントのフライシートに付着した松脂。
少量だと無視できなくもないですが、ベタベタしてパッキングの時に他の場所にくっ付くし見た目も悪い。
という事で、付着した松脂の除去作業を行います。
さて、衣服に付着した松脂ですが、家庭で除去するのは結構面倒です。
水溶性ではないので、水や家庭用洗濯石鹸の類では落ちません。
ドライクリーニング可能の衣服ならドライクリーニングをすることで落ちますが、
フライシートはそういう訳にはいきません。
業務用染み抜き溶剤を使うという手がありますが、一般の方の入手と使用は難しいので他の手で。
松脂はアルコールで溶けますので、アルコールを用意します。
◆アルコールバーナー用に買ってあった燃料用アルコールを使います。
アルコールと言っても家には焼酎か燃料用アルコール(メチルアルコール)しかないので、迷わずメチルを使います。
バイク乗りだと車両メンテ用にパーツクリーナーが自宅にあったりしますよね?
パーツクリーナーでも綺麗に除去できますが、テントの防水加工も綺麗に除去してしまうので注意が必要です。
アルコールを適量ウエスかキッチンペーパーに染み込ませゆっくり松脂を溶かしながら除去します。
◆アルコールで松脂を溶かしながら除去します。優しく拭取ってください。
力を入れてゴシゴシやると防水加工が損なわれるので注意します。
また、生地の素材や染色方法によっては色落ち・シミの原因になるので目立たない場所でテストしてから自己責任で実施してください。
◆松脂除去が終わったフライシート。
松脂除去が終わったフライシート。
患部を良く見るとアルコールで濡れた場所が若干シミになっていますが私的には許容範囲です。
次はアイロン掛けをします。
アイロン掛けの目的は防水性能の回復効果を狙ってと、剥れかけのシームテープの貼り付けです。
◆フライシートをアイロン掛け。
家庭用アイロンの場合、温度設定は低で。
ナイロン生地にアイロン掛けが初めての方は当て布して様子を見ながら試してください。
また、商品名やブランドロゴなどのプリント部へのアイロン掛けはしないで下さい。
プリントが剥れる恐れがあります。
コンパクトツーリングテントとはいえ、全ての面にアイロン掛けするのは結構骨が折れます。
アイロン掛けが終わると、テントを張り防水スプレーで防水処理をして終了です。
◆松脂が付着していた患部のアップ。綺麗に除去できました。
アイロン掛けの途中ですが、松脂が付着していた患部の写真です。
ご覧の通り綺麗になり、裏生地のコーティングも剥れず防水性も損なわれていません。
これで今年度もテントを買い直さなくて済みそうです。
(新しいの欲しいのに!)
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