路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

携帯ラジオ。

2014-07-19 21:12:22 | 日記・エッセイ・コラム

2014年7月16日水曜日 曇りのち雨。

 キャンプ時の情報収集や娯楽は、若い人やリッチパパ諸兄はスマホが当たり前の時代なのでしょうが、やっぱり「ラジオ」と私は思う。安価で、乾電池数個で長時間稼動し、無料で情報を得られ、地下やビル内とかは別として概ねどこでも放送を受信できる。ソロキャンプばかりの私にとっては、ラジオがあるだけで寂しさ、孤独感は払拭される。また、各地方の番組を聴くのも楽しみの一つ。いろんな所に、いろんな人が居て、いろんな地方局アナウンサーや地方タレントさん、各地元の知識人、有名人があることないこと喋っている。訓練されたアナウンサーやタレントさん以外の地方人は、標準語を喋っているつもりでもイントネーションがおかしく、その地方の言葉の特色が出ていたりして面白い。音楽も、何十年も前に熱心に聴いた曲がポンと掛かったり、なんとなく今の心情にあった楽曲が掛かったりすることもあったり。夜のテント内でNHK第二放送から流れる気象通報を聞いていると、なんだか太平洋洋上を小さなヨットで漂流している気分がしたりして(今はこの時間帯の放送は廃止されている)。
 さて、キャンプツーリング時に持っていく携帯ラジオ。ここ十年近く使っているのがスピーカーなしで単四型乾電池1本で稼動する非常に小さなFMステレオ/AMラジオである。コンパクトでありながら受信感度も良好だし、荷物を少しでも軽くするためにこれにしていた。キャンプ地で必要以上の人工音を出すことに抵抗のあった私は、ラジオ聴取はもっぱらイヤフォンでありスピーカーは必要なかった。ただし、方耳であっても塞がれると周囲の変化に気付き難いし、とても疲れる。この辺を改善するには単純にスピーカーで聴いけば良い。まぁキャンプ時も最近は貸切状態になることも多いので音に関してそこまで気を使わなくいても良い気もするし、高い買い物でもないので新しくスピーカー付の携帯ラジオを一台追加した。
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◆右が今まで使っていたラジオ。左が今回購入したラジオとその付属品。
アナログラジオなど、枯れた技術日本代表のスタメンだろう。それが故、国内メーカーの名の通ったものなら価格など気にせず購入しても大きなハズレはない。むしろ、受信感度等を期待して高額商品を購入し、期待ほどの性能を感じなかった時のショックの方が大きい。今回購入したのは市場価格で1,500円前後の「タテ型ハンディポータブルラジオ」なるもの。FM・AMの2バンド、単三型乾電池2本で稼動するスピーカー付携帯ラジオである。今まで使っていたスピーカーなしのコンパクト携帯ラジオと比べると圧倒的に大きくステレオでもないが、受信感度は良好である。AMしか聴かないのだが、貧乏性なので2バンドの物を選択した。結果、FM用のロッドアンテナ分自重が増している。このロッドアンテナを伸ばすと、少年時代に憧れたトランシーバーみたいで思わず笑みがこぼれる。今でもギリギリのパッキングなので、この程度でもラジオを大きくすると正直厳しいのだけれど、これから先の旅に携行ししようと思う。


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