最近、Webニュースで原子力発電の専門家が
「原発技術の継承が急務であり、
再稼働や新増設計画には脆弱性がある」と
指摘していました
さらに、エネルギーの多様化が重要で、
「今やらないと間に合わない」と強調していました
この議論は原発問題が私たちにとって
まだ終わっていないことを改めて示しています
福島第一原発事故以来、日本では「原発=絶対悪」
という風潮が強まり原子力工学を学ぶ学生が
減少しているのが現状です
事故の影響を目の当たりにした若者たちが
原発の未来に希望を見いだせないのも無理はありません
しかし原子力発電を廃炉にするには約30年の長い時間が
かかり、その間にも原発の管理・運営は続き
技術の維持が必要です
加えて、中国の東側沿岸では、日本海に向けて
20基以上の原発が稼働しているとされています
もし事故が起これば、黄砂のように放射性物質が
日本に飛来する可能性があるため
他国の原発リスクも私たちに影響を及ぼす問題です
こうした状況の中、原発技術者の高齢化が進み
新しい世代への技術継承が進まなければ
将来的に原発の安全性が脅かされる懸念があります
原発の廃炉作業や既存の発電所の維持には
専門的な知識と経験が欠かせないため
この技術をいかに継承していくかが喫緊の課題です
一方で、エネルギーの多様化も急務です
再生可能エネルギーの拡大が進む中
原発はその役割をどう見直していくべきか
考えなければなりません
将来的には核融合発電の実用化が期待されていますが
それが実現するまでの間、どのようなエネルギー政策を
政府が立てるのかが問われています。
政府には再生可能エネルギーや原子力発電
そして将来的な技術に向けた計画を
新しい首相にはしっかりと策定してほしいと思います
エネルギーは私たちの日常生活を支える基盤であるので