今日は、東日本大震災から14年目の3月11日です
2011年3月11日14:46頃、マグニチュード9.0
最大震度7の大地震が発生し
日本の歴史に深い爪痕を残しました
警察庁の発表によると、死者は1万5900人
行方不明者は2520人にのぼります
また、復興庁によると
震災後の傷病悪化などによる「災害関連死」は
昨年12月末時点で3808人とされています
追悼と継承
本日、岩手県・宮城県・福島県では自治体主催の
追悼式典が開かれ
地震発生時刻の午後2時46分には
関係者が黙とうを捧げます
教室でも生徒さんと一緒に黙とうします
震災の記憶を後世に伝えるため
語り部の方々が活動し、震災遺構が保存されています
これらの努力によって
未来の大災害に備える意識が広まり
被害を最小限に抑えるための知識が
伝えられています
科学的な防災アプローチの必要性
しかし一方で、日本の防災においては
科学的アプローチがまだ十分ではないと感じます
大災害時には、多くの人が異常な精神状態に陥り
正しい情報を得られず
適切な判断ができなくなることがあります
そのため、災害発生時には
いかに早く正確な情報を取得し
最適な判断を下すかが重要になります
防災のための情報インフラ強化
これを実現するために、以下の取り組みが求められます
-
スマートフォンを活用した情報取得の普及
すべての国民が、スマートフォンを使って
大災害時の情報を即座に取得できるような
環境を整備する -
衛星技術を活用した津波情報の精度向上
津波の位置、大きさ、到達時刻などをより高精度に
把握できるよう、人工衛星などを活用した
観測体制を強化する -
リアルタイムの被害・渋滞情報の配信
被災地の被害状況や交通渋滞の情報を
スマートフォンに逐次発信し、避難の最適化を図る
スマート防災の推進を
大災害時において、迅速かつ正確な情報を得ることが
生存率を高めるカギとなります
そのため、日本全体として
もっと積極的にスマートフォンや
テクノロジーを活用した防災対策を進めるべきです
しかしながら、現状では国や行政の取り組みが
遅れているように感じます
今後、防災インフラの整備を加速させ
より多くの命を守る体制を確立していくことが
求められます
3月11日を迎えるたびに
私たちは震災の教訓を振り返り
未来に向けて何ができるのかを
考え続けていく必要があります
そして、大切な人を守るために
防災意識を一層高めていきましょう