皆さま、こんばんは。
連日、お酒も飲んでないのに、仕事で午前様帰宅の龍龍です。
やたら、仕事が詰まっています。
あちこちに、レスポンス不足の不義理を重ねており、恐縮です。
老体に鞭打って(?)、これでも自身のキャパシティを超えて、走り続けています。
(決して、軽躁状態という訳ではありません、念のため)
本当は、意外と思われるほどに、怠惰な人間なんですけどね。
やらねばならないことが、今、周辺に多すぎるんですね。
今回の国会、阿部総理への問責決議案可決で、あっけなくあれこれ廃案になりました。
永田町と霞が関の動向は、一寸先は闇、何が起こるかわかりません。
生活保護法の一部改正案、生活困窮者自立支援法案、自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法案、すべて廃案になりました。
市井の人々の生活実感とかけ離れたところで、様々な法律ができていきます。
一方で、現状の矛盾を突破するような法制度の確立は、なかなか実現しません。
でも、現状の制度を変えていくのも、今の時代の人の意識です。
現行の法律が、当たり前のことと思ったら、10年後、20年後の人々に笑われます。
「おかしい」と思うことを、自身から、自らの現場から発信していくこと。
時代を変えていくために、ディスカッションし、仲間を自ら増やしていくこと。
そこから、この時代を変えていく一歩は始まります。
誰かが、他人が、どこかの政党が、変えてくれるのでは、決してありません。
そういう訳で、またまた熱いPSWのセッションが繰り広げられます。
(この強引な展開、相変わらずでお許し下さい)
第5回社大PSWフォーラム(通称「SPSフォーラム」)開催します。
PSWとして実践現場で働いている人も、これからPSWをめざす人もご参加ください。
詳しくは、下記のプログラム、申込み方法をご参照ください。
関心と興味さえあれば、どなたのご参加も歓迎いたします。
ただ、申し訳ないのですが、今回、僕は出席できません。
どうしても、やんごとなき事情により、会議重複のため欠席します。
「龍龍先生の公開スーパービジョン」も、今回はお休みさせて頂きます。
代わりに初登場の「そえぞう先生のよろず相談」に、ご期待ください。
目の前の現実は、すぐには変わらないかも知れない。
でも、変えていく人がいなければ、状況は何も変わらない。
一人ひとりの言葉を、お互いに交換することから、すべては始まります。
仲間とともに、粘り強く、確かな言葉を、発信し続けていきましょう!
他国に類を見ない、世界一精神科病院の多い、この国の精神保健医療福祉の中で、
「戦うPSW」の価値と目標を、共有できれば幸いです。
※画像は、去年撮った大岩山のひまわり畑です。
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第5回 日本社会事業大学精神保健福祉士養成課程関係者フォーラム
(S-PSWフォーラム)
~現役生と卒業生のより良いキャリア形成と実践力向上を目指して~
日本社会事業大学精神保健福祉士養成課程では、学部・通信教育科・専門職大学院・研究科大学院において精神保健福祉を学んでいる方と、卒業した方々の相互交流と実践的学びの場として、精神保健福祉士養成課程関係者フォーラム(S-PSWフォーラム)を開催します。
パートナーシップを体感し、みんなでエンパワーメントしあいましょう!
日時:7月7日(日) 10:00~17:00
場所:日本社会事業大学 清瀬キャンパス 教学B棟B301ほか
参加者:通信教育科、社会福祉学部、専門職大学院、研究科大学院の在籍者および卒業者、社大の精神保健福祉士養成課程に関心がある方など
構成
1.基調講演 10:00~12:00
講師:元・本学精神保健福祉士課程初代教授 寺谷隆子先生(JHC板橋・理事長)
(テーマ)「Not for him, But with him ピアカウンセリングとクラブハウス
~JHC板橋会における相互支援システムの展開~」
日本で初めて本学にて精神保健福祉士養成課程を立ち上げてくださった寺谷先生は、現在、先生の実践基盤である社会福祉法人JHC板橋会の理事長に復職されておられます。また先生は社会福祉事業実践家の最高の栄誉である糸賀一雄記念賞を受賞された後も、JHC板橋会の活動を基盤としてユニバーサルデザインのまちづくりを実現すべく精力的に活動されています。今回は先生の実践活動の思想的根拠とでも言うべき、相互支援の方法であるピアカウンセリングと相互支援のシステムであるクラブハウスの活動を通して、真のパートナーシップの在り方とはどのようなものかを深く学びあいたいと思います。
2.分科会(予定)13:00~15:30
(1)WRAPの世界へようこそ!【学部&通信卒業生共同企画】
WRAPに関心のある方々から、言葉は聞いたことがあるけれど、どんなことするの?WRAPって何?という方々まで『私の元気を私が作る』『お互いの元気を交換し合う』そんなWRAPに参加して、まずは『わたしの元気のたね』を一緒に探してみませんか?未来をひらくつながりを作るWRAPの旅へのご参加、お待ちしています。
(2)みんなのピアカウンセリング【教員&学部・専門職大学院卒業生企画】
「ピアカウンセリング」という言葉は聞いたことがあるけれど、どんなことを行っているかわからない方、体験したいと思っている方にお薦めです。ピアカウンセリングは障害当事者だけのものではなく、同じ課題を抱えるピア、同じ境遇のピア、同じ志を持つピアなど、ピアの形は様々です。そんなピアの魅力を寺谷先生とともに深く語りあいたい方、あらたな仲間を作りたい方、どうぞお越しください。
(3)みんなのリカバリー「七夕わーるどかふぇ!」【教員&通信卒業生共同企画】
カフェのようなリラックスした雰囲気で、さまざまな立場の人が、所属・背景を超え、対等な立場で、人と出会い、会話を楽しみます。お疲れのかた、ホッとしたいかた、癒されたいかた、どなたでも、大歓迎です。七夕に出会った奇跡のようなご縁!新しい出会いと分かち合いを体験してみませんか?
(4)「そえぞう先生」のよろず相談 ~キャリア形成の方法から恋愛相談まで~【教員&通信生企画】
通信教育科には七色の経歴をもつ「そえぞう先生」と呼ばれる現役PSWが在職しています。これまでに苦労を抱えた数えきれない人達の話を聞いてきたそえぞう先生は、人の話を聞くことにストレスを感じない特異体質らしく「3度の飯より相談支援」が座右の銘との噂もあります。「入学前からキャリア形成まで、すべて引き受けます。」「入試対策、国試対策、なんでもござれ。就職相談、恋愛相談ときどき別れ話もね」をキャッチフレーズに、カウンセリングとは一味違う「相談支援」を体験してみませんか。
(5)笑顔になる!元気になる! SSTの魅力、体験してみませんか。【学部&通信卒業生共同企画】
SSTは、認知行動療法の一つとして位置づけられており、現在は精神科医療機関だけでなく、福祉領域や家族会、学校教育など、様々な分野で実践されています。この分科会では、実際にSSTを体験し、目的や方法を楽しく学ぶと同時に、今後こうなりたいという思いや夢に向けての階段を、みなさんと一緒に考えていきます。また、この体験を通して「笑顔になる」「元気になる」、といった魅力も感じていただければと思います。
SSTの参加は初めてという方から、実際の現場で模索している方も、ぜひご参加をお待ちしています!!
(6)非自発的入院と法律改正について ~法改正は誰のためになされるのか?~【学部卒業生企画】
現在国会では精神保健福祉法の改正案の審議が行われており、以前より語られている通り保護者の責務規定が削除される運びとなりました。しかし非自発的入院(主として医療保護入院)のシステムや新しい保護者の規定などについては詳細な議論がなされず、このままでは本人の主張を守るべき人・職種が全く規定されておらず権利擁護に関してはなはだ不安を抱えたままに入院が進んでしまう可能性が高くなっている状態です。この分科会では医療機関・地域事業所等の枠は設けず、非自発的入院と保護者問題について現状を確認し、PSWが何を今なすべきなのかについて議論を進めていければと考えています。
3.交流会 生協カフェテリア 15:45~17:00
教員による「よろず相談」を含む。軽食とドリンク付き。持ち込み、お土産大歓迎!
交流会費:1,000円(学部生500円)
4.参加予定教員
大嶋巌(日本社会事業大学学長)、
寺谷隆子(元本学精神保健福祉士養成課程主任教授)
贄川信幸(本学社会事業研究所准教授)、
添田雅宏(通信教育科専任教員)
大山早紀子(通信教育科専任教員)
5.申し込み先
お申し込みは、以下の必要事項をご記入の上、大島研究室までメールにてお送りください。
(必要事項)氏名、課程、卒業年、現所属先、連絡先(メールアドレス)、希望する分科会(第2希望まで)
(大島研究室e-mailアドレス) spsforum.jcsw@gmail.com
6.主催
:S-PSWフォーラム実行委員会
分科会⑥非自発的入院と法律改正について~法改正は誰のためになされるのか?~
※上記のご案内は2013年6月初めに作成されたものであり、その後の状況変化を反映していないものであることをお断りします。