記憶のスクラップ・アンド・ビルド

当然ながら、その間にタイムラグがあり、
それを無視できなくなることこそ残念です。

デジタル画像の補正と形態知覚の恒常性

2012年06月13日 10時27分33秒 | Weblog
  絵画や文書あるいは図表をデジカメで撮ったとき、明るさ・コントラスト・ピントが適正だったら、絵や字が多少歪んで写っていても気にならない。   しかし、作品には全体を囲む枠があり、カメラの目線が少し傾いていただけでも歪みは顕著になり、少なからず気になる。      作品の実物を見ているときは、立ち位置が悪ければ長方形をしている実物の網膜像は歪んだ四辺形になっている筈だが、ヒトの視覚系はその歪みを意識することなく、直ちに長方形として知覚する。   デジカメで撮って画面を見てから歪みに気付きパソコンで補正しようとしても、歪んだ方形を自動的には補正してくれる訳でなく、改めて脳の処理とコンピュータ処理の隔たりを再認識させられる。 . . . 本文を読む