記憶のスクラップ・アンド・ビルド

当然ながら、その間にタイムラグがあり、
それを無視できなくなることこそ残念です。

実体としての時間・空間

2009年10月24日 17時54分59秒 | Weblog
そこに何も無いのであれば、時間や空間も無いのではないか。 空の時間とか、虚の空間とかが有ると考えるときは、その“有る”は事や物が“有る”ということとどう違うのか。 仏教や形而上学が考えることであって、われわれが考えても空転するばかりだと思うと、いつも割り切れないものが残ってきた。 それが最近になって、たまたまブライアン・グリーンによる“ひも/M理論”の解説を読んで、「おや?」と思った。 . . . 本文を読む

ブラックホールとビッグバン

2009年10月21日 16時59分34秒 | Weblog
20世紀を通じて量子力学を記述する数学の開発が行われ、それによって行われた計算は実験結果と嘗てない精度で一致し、僅かにズレが見いだされたときは更に新しい発見へ導いてきた。 それがどのような数学なのか。どのようにして計算するのか。 数学者の中には簡単なことですと言う人もいるが、実際には簡単に学べるものでないらしい。 推論の結果だけが、数学的説明を抜きにして、整理されて伝えられてくるようで、いつも違和感があった。 . . . 本文を読む

原記憶

2009年10月10日 06時31分39秒 | Weblog
ぼくの最も古い記憶は夢で見た光景ではないかと思う。 青空が池か海になっていて、アメリカ人がボートを漕いでいた。 むこうも、こっちを見上げて笑っていた。 多分、地球が丸いと誰かから聞いたかして見た夢だと思う。 何歳のことか、全く見当が付かない。 . . . 本文を読む