記憶のスクラップ・アンド・ビルド

当然ながら、その間にタイムラグがあり、
それを無視できなくなることこそ残念です。

ラクナ梗塞

2007年07月24日 16時45分15秒 | Weblog
 脳のMRIを撮ってもらって初めて知った言葉である。忘れないように「楽な」とこじつけ、家へ帰って医学辞典を調べたら、ラテン語で「小窩」という意味だと。英語の辞書にもlacunaで載っていて「空洞」などとある。ラクナ梗塞の説明はインターネットで検索すると詳しいが、「家庭の医学」などにも既にあり、見過ごしていたのだった。  脳のMRIがまだ珍しかった頃、定年を間近にした国文科の先生が友人に撮ってもらっ . . . 本文を読む

シュレーディンガーのこと

2007年07月19日 14時30分35秒 | Weblog
 数年前、大学生の学力低下を問題としてTVが京都の私立大学の対策を紹介していたことがある。予備校の先生を招いて物理学科の新入生に中学まで遡るような数学の補習授業を受けさせ、並行して通常の物理学の講義をしていたのである。  物理学の授業では先生が黒板にシュレーディンガーの方程式を書いて説明していた。その落差に、いくら補習をしても無理があることは歴然だと思ったが、TVはそれを批判しているわけではなかっ . . . 本文を読む