「隠れていた宇宙」
ブライアン・グリーン 2011 早川書房
子供のころ夜空を見上げて宇宙の果てはどうなっているか想像してから今日まで、イメージできたことは大して進歩していなかった。
ポピュラー・サイエンスは面白いけれど肝心のことが欠けていて飽き足らない。そしてまた似たり寄ったりの本を読むことになる。
ブライアン・グリーンは、これで3つめだから猶更のこと、もう好い加減にやめようかと思いながら読み始めた。
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「原発のウソ」
小出裕章 2011/06/01 扶桑社新書
知らなかったこと、誤解していたことを気づかせてくれて、大変面白かった。
成程と思ったことの一つは、3.11直後の計画停電は何だったのか、ということについて。
原発は回復の目途が立っておらず、電力消費は増えているのに、その後は計画停電が無くて済んでいる。
節電を訴えるための脅しだったのではないかと単純に不信感を抱いているだけだったが・・・。
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放射線被曝:CT検査で癌になる
(近藤誠 2011/07/07 亜紀書房)
原発事故による放射線被曝についてTVなどに登場したコメンテータたちは、全身被曝が100ミリシーベルト以下なら何も起こらない、これを超えると悪影響が出る、というようなことを言っていた。 それは嘘だということを明らかにするのが、本書の趣旨の一つ。
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