学校で物理学を学んだのは高校1年が最後。大学は文系の教養課程で物理も選択し、テキストは朝永振一郎の「物理学読本」だったが、数式や計算問題も出てこなかった。それから60有余年。門外で知った物理学は学校で教わったことと全く違うことばかり。
この本も数式が一行もなく、これでいいのかと疑いたくなるが、成程、成程と核心部分を説得させられた気になった。
大勢のいろいろなサイエンスライターから何時の間にか叩き込まれたのか、自分で勝手に思い込んでいたのか、少なからず間違ったイメージを抱いていたと軌道修正させてくれた。
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