dolce cantando

優しい気持ちで

主役・脇役、脇役・主役

2009-11-13 21:04:38 | ピアノ
ピアノの曲は右手がメロディーを奏でることが多いのですが・・・。
ポロネーズの6度の和音での進行。
ここは華やかで強くて切なくて優しくて、CDなどを聴くと胸がキュ~っとなるところです。
もちろん右手がメロディーで、それが華やかなんだと思うし、しかも6度の和音の進行が難しい。
なので、その部分はずっと右手に重きをおいて練習をしていました。
練習すれど何度弾いても雰囲気が変わらず、どこをどう弾けば欲しい音になるのか。
レッスンも今、ちょうどそこです。
先日は右手はもちろんですが、左手について注意を受けました。
左手はポロネーズのリズムを刻みますが、スラーがかかっています。
そのスラーを大事にということでした。
片手で弾くとうまくスラーがかかりますが、両手になるとなんだかギクシャク。
結局そのレッスンの中ではできずに終わりました。
あとでCDを聴いて思いました。
右手、華やかなのかもしれないけど、それよりも左手の優しい音、こちらの方がしみました。
安定して支えてくれる左があるから、右が華やかに聴こえるというのかなあ。
どう表現したらいいのか判らないのだけど。
確かに、右だけを弾いても華やかさを感じない。
でも、左だけを弾くとなんとも言えない優しさを感じる。頭を撫でられる感じかな。
世の中にはいろんなタイプの人がいて、優秀で明るく華やかな人もいれば、これといって目立つタイプではなくてもいつも穏やかな人もいる。
もちろん前者に憧れはしますが、でもどちらでありたいかというと後者。
関係ない話ですが、ポロネーズを聴きながら通勤中に車の中で思いました。