2週間ぶりのレッスンでした。
12月22日、ピアノの発表会があります。ちょうど1年前からピアノを再開して初めての発表会です。1年前、ショパンの幻想即興曲から始めて6月からリストの愛の夢第3番に取り組んでいますが、その愛の夢を弾く事になってます。
それが最近スランプに陥ってしまい、どう弾いたらいいのかわからなくなり、弾きたいのに弾くのが怖い、いっそのことしばらく弾かず時間をおこうかと思っても弾かずにいるのも不安で、焦っていると思いつつピアノを弾いてました。
今がもっと暖かくて日が長ければ、大好きな庭仕事でもして冷静になれるのかもしれないのだけど、仕事から帰って2時。お昼を食べて家の中でごそごそしてると気になるのはピアノ。犬(コロンといいます。)が散歩の催促をするまでついつい弾いてしまうのです。焦りながら迷いながら・・・。旋律をとりだしてみたり、分散和音を和音でつかんでみたり、ゆっくり間違えずに何十回と弾いてみたり。でも全然弾きたい愛の夢にならず、う~ん・・・と唸ってばかり。愛の夢は唸りながら弾く曲じゃない、もっと甘く軽やかに華やかに弾かなきゃ~~と力が入って違う雰囲気になってしまうの繰り返し。
ちょっと前にサークルのUコさんのブログでこの状態を書き込んだら、aiちゃんとUコさんから温かいアドバイスをいただいた。このアドバイスを読んだのは実は今朝、職場で。昨日はピアノの調律に来ていただいてて、夜はソフトバレーの練習があってピアノを弾けず、今朝はその疲れで寝坊してしまいピアノに触れず、もやもやしたまま職場に来てしまった。仕事が終わったらレッスン。どうしよう・・・なんて思いつつUコさんのブログを開くと2人のコメント。ホント涙が出そうでした。ホッとしたというのでしょうか。特に、「自分の音を聴く」っていうの。考えてみればスランプの中でもたまに自分の音を聴けてる時もあって、そういう時はミスタッチがあっても弾いている感覚はちゃんとあるんですよね。
で、レッスンです。自分の音を聴きながら弾きました。まだ恐る恐る弾いてるのか丁寧にしようとしすぎるのか音がちゃんと鳴らないところとか焦って曲に入りきれてないところとかいろいろあったけど、それでも一時期よりは落ち着いて弾けたかな。この前のレッスンで曲調もずいぶん変えた。フレーズを感じる事、どの音に向かって歌っていくのかという事、そしてバランス。それらを今回はもっと細かく教わった。道が見えたような気がする。発表会まであと20日を切っている。レッスンはあと1回。今日教わった事を消化して自分のものにしていかなくては・・・。
ラプソディ・イン・ブルー、これもノリが大事。今日で3回目。初めて合わせた時はあまりの音の厚みに驚いて興奮してついていけなかったけど、だいぶ冷静に合わせられるようになってきた。なので目標はノって弾くコト。
家に帰り早速弾いてみた。昨日調律してもらったおかげでとても素敵な音が鳴る。うちのピアノはペトロフD-118。あちこちの楽器店でいろいろ試弾して見つけたお気に入りです。同じペトロフD-118でも中のアクション、ハンマーの会社がいろいろありそれぞれ違う音色を持っていた。ペトロフの音色は甘いけど、その甘さ加減がこれはなんとも心地よく、艶っぽくもあり、低い音と高い音のバランスがとても良く自然だ。レッスンで教わったことを思い出しながら弾いた。ピアノの力か、愛の夢が聴こえた。ほんとになんとかなるかもしれない!とりあえずの目標は発表会だけど発表会は練習の成果の発表の場だし、そこがゴールってわけではないもんね。この大好きな曲がいつか自分のものになるよう、また明日から練習に励もう。