21日午後10時頃、パラー州モンテ・アレグレ市で、アマゾン川を下っていた2階建てのバホゾ総督号(定員100人)が座礁、転覆し、8人が死亡する事故が起きた。
発表によると、船には定員を遥かに上回る150人以上が乗船していた。そのうち94人の生存と、9人の死亡が確認されたが、乗船名簿がないため、実際の乗客数は不明だ。
船は、パラー州アルメイリン市からサンタレン市まで下っている途中で、岸に乗り上げて転覆した。川底は人が立てるほど浅く、定員以上の乗客を乗せた重みで、川底に衝突した可能性が高い。
船体は濁った川水に浸かっているため、行方不明者の捜索活動は困難を極めている。救助隊員は、「事故当時は夜だったため、寝ていた乗客の大半が逃げ送れた可能性が高い」として、死者は今後増えるとの見方を示した。
モンテ・アレグレ市警は、出港所の責任者らから事故当時の状況や現場の地形、乗船名簿などについて、詳しく事情を聞いている。