子供

ぜんじんきょうの特集が
「透析患者にとっての妊娠と出産」だった。

なぜ今頃と思う。
もともと若い女性が透析することは少ない。
また、事前に透析医に相談すれば
「絶対にだめ」といわれてあきらめることなり、
子供を作ろうとする努力することもなかった。
以前はそういうことでテーマとのしての価値が
低かったかもしれない。

今は外来でも透析導入をする時代。
以前より透析による身体のダメージが
低いのかもしれない。
また透析技術の進歩により
普通の生活も容易となり、
透析での出産の危険性の知識もなく、
子供ができてしまって
「じゃあ、やってみましょう」と
いうことで出産に挑むケースが増えてきた。
またネット社会で
そういう出産に関わる情報を
だれもが得やすくなって、
出産を強く希望するようになった。
それで妊娠・出産が今テーマになったのだと思う。

避妊前提から、妊娠前提の生活になったのだ。


今、パートナーがいたら子供を作るかと問われたら
答えはノー。
子供が病気になって保育園では預かってくれない。
自分は透析、どうすればいいの？
ってことがあると思う。
働くお母さんなら会社を１日目は休み、
２日目以降は親を呼んで助けてもらうだろう。
透析は休むことはできない。
親も高齢化してきて、病気でなくても
保育園に入れることができる月数まで
見てもらうのも難しいと思う。

自分がいい年になれば必然的に
育児のフォローする人もいい年になる。

１０年前と今とどちらが体調がいいかというと、
透析技術の進歩といろいろなサプリメントにより
今の方が断然よい。
でも、育児のフォローする人もいないし、
透析歴３０年選手の姿をみていると、
自分の今後が見えてしまい
育児どころか自分の介護の必要性を
考えてしまうと、
なおさら踏み切れない。

もう健康であっても子供は無理な年齢になった。
だから、相手も子供をあきらめてくれるだろう
ということで
今、恋愛をしようと思うようになった。

それでいいんだよね。。。