@ shower of presents

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南国プールの熱い砂@青山円形劇場

2006年08月06日 13時09分16秒 | .。・.。Feel。.。・
この週末は、芸術に触れる毎日!
今日は、青山のこどもの城内にある『青山円形劇場』に行ってきました。
ココは何度も行きますが、出し物も面白いし名前の通り“円形”ステージなんですよ。
『南国プールの熱い砂』
【作・演出】桑原裕子
【出演】渋谷琴乃 小橋めぐみ 伊達暁(阿佐ヶ谷スパイダース)
     笹峯あい 小手伸也(innerchild) 宮下今日子(サードステージ)
     平沼紀久(劇団方南ぐみ) 原扶貴子(KAKUTA)
     成清正紀(KAKUTA) 川久保拓司 横山真二(KAKUTA)
     吉田晋一(カムカムミニキーナ) 桑原裕子(KAKUTA)
 

●小学校時代の恩師の死をきっかけに、同窓会旅行に15年前臨海学校で訪れたリゾートホテルへ出かける事に。

久しぶりの再会をきっかけに、当時のそして今の思いが交錯していきます。
そのホテルで起きたという、15年前に心中未遂事件と何か関係があるのか?
やがてそれぞれ記憶の底に眠っていた秘密がパズルのように組み合って…。

劇団「KAKUTA」が2005年に初演した舞台だそうで、今回は客演を迎えた新しいキャストによるものだそう。

舞台は最初から最後まで、リゾートホテルのテラスと庭の設定。
始まる前から、ホテルの従業員の作業や宿泊客はプール縁で昼寝をしていたりしてます。
会場に入った瞬間から『リゾート』なんです。

お話は、青春映画っぽい、甘酸っぱさが後味に残るノスタルジックな作品でした。
15年前、臨海学校で起こった出来事、それぞれがとった行動、個々の感情、謎…
それぞれの思いや感情の変化が、入り組んでいて観ていて飽きない舞台でした。

ネタバレなのですが…

このクラスの(故)担任の先生と生徒が何で心中しようとしたのか?
って謎がそのままでちょっぴり消化不良気味でした。
別の生徒が、ホテルに届けたという“先生の遺書”は?
(先生は本当に遺書を残していたんでしょうか?それとも、そんなものはもともと無かったのか?)
うーん、別の学校と酷似していて、心中未遂を起こした学校は他に存在しているの?
心中未遂をした生徒の子が、思い出せない「心中の動機」とか…
この辺の謎が、もう少しはっきりするとより面白かったぁ。

・・・でも、この謎がまたいい感じで『余韻』になってるのです。

“ひと夏の出来事”を描いたような、映画っぽい作品だったなぁ。