どシリアスなマヌケの日常

毎日毎日、ストーリー漫画を描き、残りは妄想.,いや構想の日々の日記。

兄妹

2022-10-12 08:39:00 | 日記


ヒカルと桃花。2つ違いの兄妹。
普段はヒカルは母親と桃花は父親と暮らしている。ヒカルは大人になり仕事をするようになる。
桃花は7歳で成長が止まってしまう。
いつまでも幼女のままの娘を父親は溺愛する。でも、桃花の中身は大人なのである。

子供のくせに可愛げがないと疎まれ嫌な思いをするくらいなら、彼女は子供のふりをする。

子供は仕事を与えられない。桃花は毎日日記を書く事を自分の仕事と自分で決めて、日常生活の詳細を記録する。4000年。

時が経ち、アオイが高天原にやって来て、桃花に今までの己を全部捨てられるなら成長できるかも知れないと半ば強制的に記憶の全てを奪い桃花を自分の子にする。
大好きな父親のことを全て忘れ彼女は成長して大人になる。

兄、ヒカルは大人になると下界降りして人間のフリをして仕事に行くことも多く、長期の場合は数十年不在。人間の妻を娶り、子を成しても自分が高天原に帰るときには、妻子を捨ててくる。人間は不実なもの。直ぐ次を見つけるとしか思わない。
ママン以外の女は信じていない。

桃花の日記には、不仲で別居中の両親の事と、マザコンのバカアニキの記述が満載。

兄弟仲は悪くない。良くもない。
桃花はアオイの子になって、ヒカルと10歳違いになる。ヒカルも桃花と同じ事をされた。前の自分の事は記憶から消える。ただ、彼は実の父親を憎んでいたので喜んで受け入れる。

「桃花日記」は、宝物殿に隠され保管されている。

絵は、日記を書く前の2つ違いだった頃の兄妹。

桃花は、大人になっても男性を好きになるという経験は無い。求愛されたこともない。周りの大人たち、2人の父、母親達が、いい歳をしてヤキモチ妬いたり夫婦喧嘩したり、かと思えば仲直りしてベタベタしてたり、女官のクウが片思いして顔を真っ赤にしているのを見て「アホか」と思っている。

日記の存在を知って、読ませてもらう事ができ、その後、かなり大きな出来事があって、桃花も心を病むが完治して日記の続きを寝る前に書いている。毎晩。

兄、ヒカルは早川葵の息子、光の時に出会った美穂子という女性に初めて心を惹かれる。マザコンは完治するが、ミホが居ないと取り乱し大騒ぎ。根っこは変わっていない。

この2人は、幸せな子供ではありません。
差別を受け、両親の不仲の影響で性格が少し歪んでいます。
不仲なら別れるという決断ができなかった母親の過ちの一つです。