どシリアスなマヌケの日常

毎日毎日、ストーリー漫画を描き、残りは妄想.,いや構想の日々の日記。

コードイエロー

2022-10-16 09:33:00 | 日記


注)写真は撮影したものではありません。

昨日は、月1の精神科通院日。
結構、面談待ちの患者が多かった。そして、久しぶりに外来で大暴れした患者が。。。
猛獣になったのは、面談中だった患者で診察室から飛び出して、隣の空き部屋で叫び声を上げて大暴れ。

部屋の中で看護師が確保しようとしてもできず、ついに「コードイエロー」の館内放送が入った。
「コードイエロー、コードイエロー、全員配置についてください!」この放送直後、看護師、医師が数十人あっという間に駆けつけてきて、患者を確保。外来の裏にある処置室に連行されたらしく、叫び声が移動して、顔見知りの看護師が「拘束具」を持って処置室にやってきた。
その後は、「拘束は嫌ぁ!やめて!やめろよ!帰る!」の怒鳴り声。

で、しばらくして静かになった。恐らく、拘束されて注射打たれて入院棟の保護室に連れていかれたと予想する。

月1の受診には友人が付き添ってくれているのだが、ポカーンとしていた。
「いい経験をした」とも言っていた。

私にとっては、たまに起こることで驚きもしないけれどね。面談中に医師を松葉杖で殴って、注射で落とされたり、入院患者が脱走したり。
私は入院中には閉鎖病棟に入るのだが、これは解放病棟の方が怖いから。荷物検査もなくて、刃物やライターを持っている患者がいるから。外からも面会に来た家族を装ってヤクの売人が入ってくることもある。

でも、閉鎖病棟にはヤク中患者がいる。彼らは、壊れ方が半端じゃなく大人しくても油断していると蹴りを入れてきたりする。他人のものを勝手に触ったり、盗んだりもする人もいる。それを「自分のものと他人のものを区別できない状態」と閉鎖病棟内では解釈するので取られた方が悪いのであるよ。

「この世の果て」だと、いつも思う。見捨てられた辺境の地。
差別はいけないと言っても、それが建前であっても、暴れて他人に危害を加える可能性のある障害者なんて擁護しようがない。病気のせいだと許されない。

昨今、逆恨みした患者が外来で放火したりした事件もあるので受診も命懸けなのである。医師は、もちろんそう。先生方には感謝と尊敬の念しかない。
外来も本当に怖いんだよね。