どシリアスなマヌケの日常

毎日毎日、ストーリー漫画を描き、残りは妄想.,いや構想の日々の日記。

メメント モリ

2021-11-26 08:21:00 | 日記
この言葉の意味をわかる人だけ分かってください。あえて書きません。私にとって「メメント モリ」と言う言葉は特別です。遺伝で与えられた持病のお陰で多分健康な人の何倍もこれについては考える人生です。
私の創造欲求、この言葉に対する拘りも私が病気だからこそ在るのだと思います。

発病した10代の頃から哲学の本を読み始めました。哲学は難しいです。意味もわからず読んでいました。中2でサルトルを読む子供。実存主義ですね。観念からして?でしたが。
哲学とは違うのですが、ボーボワールの「第二の性」は私の人生、漫画の作風にも大きな影響を与えています。
それがのちに労働組合の仕事に繋がって行ったのだから不思議な話です。
女性が人間として扱われる社会は今達成されているのでしょうか。組合の役員であり、政治運動に関わった一時期も今も「未達」としか言いようがありません。

そして、恐ろしいことに女性自身がそれに気がついていません。これは日本という国の話です。

いつもは朝にブログ絵を描いているのですが、午後、描けたら今日はブログをもう一つあげます。ネームをこれから始めるので、いつもとは順番が逆ですね。

昨日、「道徳感情論」が届きました。毎日寝る前に読もうと思っています。




圭の2人の彼女

2021-11-25 10:51:00 | 日記
今日これからネーム作業するのは、珠莉愛と圭の出会いと圭の彼女の理梨香、2人のデート。

圭は、育ちが良く大人しい青年です。大学生になって、やっと合コンで理梨香という彼女が出来ました。
理梨香にとっては、東大出の夫候補。保険でしかありません。嫌いじゃないど。。。程度です。

珠莉愛が、キャンパス内の地べたで本を読んでいると圭が目に入ります。「ちょっと!そこのアンタ!ハサミ持ってねぇべか?」と珠莉愛が声をかけます。
「工作用の小さいのなら」「貸してくろ」そのハサミで、珠莉愛はいきなり自分の髪を切ろうとします。
慌てて圭が止めます。「何でこんなところで髪を切ろうとしたの?」「あ?本読むのに鬱陶しいべ」

ここから、2人で本の話をします。珠莉愛の話してる内容の半分くらいしかわからなくても、目をキラキラさせて顔を上気させながら話す彼女に圭は自分でも気づかず一目惚れをします。

で、リリカとの待ち合わせの時間に気がついてお互いに自己紹介をして別れます。その日から2人は友達になります。


リリカと珠莉愛。圭と珠莉愛が話してるところにリリカ登場❗️
リリカは珠莉愛を値踏みしています。珠莉愛は、お化粧上手だべとリスペクトしています。

駿にガミガミ言われても、珠莉愛の女子力は髪留め止まり。すっぴん。いつもTシャツにズボン。髪留めは本を読む時、やっぱり髪が邪魔。

昨日から東大編のネームやってるけど、本原稿までに東大に取材に行ってきます。まだまだ先だけどね。


答え

2021-11-24 10:13:00 | 日記
東京遠征中、「Double Life」の後半の進め方を考えていた。問題はラストシーンの心理状態。
元々、このマンガの大きすぎるテーマの答えを持っているのは圭。全キャラクターの中で1番覇気がなく才能にも乏しく人柄が良過ぎて他人に利用される。30になってもすぐ泣くし。。。でも、あえて、このキャラクターにラストのキーを持たせたのには私のこだわりがある。
持たざる者だけが理解できる、知っているものがある。

学問としての哲学、実際の人生。
この作品の中で

この融合ができる人物は圭しかいない。


お互いに助けを求め合ってる。2人とも精神の闇に生きている。最初に圭が具体的にお願いをするが珠莉愛は首を縦に振らない。
次のセリフで圭が、この作品のテーマといえるセリフを言う。彼女は10年以上前に終わったおじさん達とのくらしを思い出す。その瞬間に彼女は、ずっとわからなかった「人生の謎」に一つの答えを見出す。

今日は前半部分最後のネームやります。
喧嘩ばかりしてる駿と珠莉愛を見かねて、健吾が駿の方に注意します。
「女は嘘つきだからな。噛み付いてくるアイツのアレが本心だと思うな。」次のカットで駿は珠莉愛の本当の気持ちを知ります。前半はこれで終わり。後半は東京大学の学生になっている珠莉愛。「天才の変人」と距離を置かれています。本人はお友達を作りに来たんじゃないと1人で好きなように学び考えサークルにも入らず、授業が終わったら、すぐ家に帰ります。


アダムスミス「道徳感情論」

2021-11-23 21:44:00 | 日記
家に帰って来ましたが遅くなってしまいました。
ネーム中の「ダブルライフ」の最後の山場のヒロインの心理に違和感を感じています。軽すぎる。
彼女は頭が良いけれど生きるのが難しい環境に生まれて、家出をして少しでもマシな人生を歩むために大学進学を目指します。そして嘘の上塗りのような道を歩み始めます。
彼女の持ち物は、250年前の経済学者であり哲学者アダムスミスの「道徳感情論」英書です。
私は、これのダイジェストな本しか読んでいないので、まずいと思ってます。
で、日本語訳の本物の「道徳感情論」を読もうと思います。
マンガを描くのも、多分小説を書くのも資料として勉強がついて来ます。
今日は帰りが遅くなり、絵が描けませんでした。


珠莉愛が自分の18年の人生をおじさん達に話すシーン。でも、ここでも、隠していることがあります。



東京遠征2日目 ゴッホ

2021-11-22 17:47:00 | 日記


時間ごとに人数制限。でも、混んでました。素描が良かった。点描技法のスーラやその影響を受けた画家達の絵、パステルカラーで綺麗だった。印象派からデザインへマンガヘ絵画は変化を遂げて行く。
ゴッホの精神の病と最後のピストル自殺、精神病院送り。。。他人事じゃないわ。

ミュージアムカフェで昼食&パフェ。

最後に具合が悪くて長椅子に横になっちゃった。美術館の人たちは「大丈夫ですか?」と何人も何回も心配して来て来れた。優しい人たちだった。