今日は七夕。
私の地方は快晴で、夜空には間違いなく満天の星が見られそうです。
星への願いの一番は、世界平和が1日も早く実現する事です。
ネムノ木(マメ科・ネムノキ亜科)は夜になると小葉が閉じて垂れ下がり
就眠活動する事から、眠りの木として知られています。
漢字で表現されている合歓(ネム)の名は、葉が相まって就眠する姿から
夫婦円満の象徴としての命名だそうです。
ネムノ花を知らない人は居ないと思いますが、秋には、繊細な花からは想像もつかない
巨大な実をぶら下げているのをご存知でしょうか?
一体どんな花の仕組みで、この様に巨大な実が出来るのか?
今年こそは検証してみようと、花が咲くのを待っていました。
諏訪湖岸にはネムノキの大木が数本見られ、花は今、まさに満開状態です。
高樹なので、なかなか繊細な花の様子が見られませんが
目線で咲いて居るネムノ花を見付け、ネムノ花の構造の解説を参考に
オシベやメシベの様子を観察してみました。
今にも咲きそうな丸い蕾から見えて居る黄色い蕊はオシベとの事。
クシュクシュして伸びようとしているのはオシベの集まり。
ネムノ花は1柄に平均12~15個の蕾を持つ集合花で在る事が判ります。
オシベが伸び切った中央部から白いメシベが立ちあがっているとの解説です。
真上からは判りずらいのですが・・・
今にも全開しそうな花を横から見ると、糸状のオシベの中心部から
白いメシベが立ちあがっているのがハッキリわかります。
では、花は?
花はオシベやメシベが立ちあがっている筒状花です。
ではガクは?
筒状花の下の緑の部分。
解説を参考にしながら、花を観察すると納得です。
蕾1つずつの花芯は少量ですが、沢山の蕾が集合して咲くと
普段見慣れているネムノ花(オシベの集合と、1本のメシベ)になります。
メシベが飛び出ていない花は受粉したのでしょうか?
秋には10㎝~15cmはゆうに在る沢山の実がぶら下がって居ます。
種の数は受粉したメシベの数と言う事になります。
2022.11.7写
2021.12.05写
種は分解して居ませんので、ネットからお借りしています。