梅雨明け宣言があり、熱射の強い日は緑陰が最高に気持ち良いです。
何度か紹介していますが、湖岸には強剪定された
メタセコイヤが植えられている並木が在ります。
大木に育つメタセコイヤの木は、樹形が尖がり帽子の様で美しい姿なので
普通は、木々の間隔を離して植えると思いますが
この並木は、ミドリのトンネルが目的なので木と木の間隔が狭いです。
爽やかなトンネルを遠目で見るとハート形に見えます。
諏訪湖からの海風が吹き抜けて、とても涼しい場所です。
諏訪湖を囲む山々は、すでに深緑に変わって居ますが
メタセコイヤは、ちょっと遅れて、現在新緑真っ只中で、太陽光線を遮って
若草色の美しく涼しいトンネルを形成しています。
目を湖に転ずれば、『菱』が水面を覆い、少々残念な景観です。
夏休みの観光シーズンに向けて、今年は菱刈機が2台フル回転しており、
菱が刈り取られた部分は綺麗な湖面になって居ます。
菱刈機が刈り取った菱は人力で小型の舟に移動され、集積場に運ばれ
乾燥し、やがて、肥料に加工されるそうです。
湖岸近くで菱の葉の上でヒッソリ咲いて居る小さな花は可憐ですが
実は尖っており、コウモリのような形をして居ます。
湖岸で漂っている実の中には澱粉が詰まっており、
食料にされている地方もあるそうですが、私の地方では食用にする風習は無く、
凪ぎたエリアには無数の実が打ち寄せられています。
やがてこの実から、発芽して、菱はどんどん増えて行きます。
菱の種2022.8.7写
菱の実の尖っている部分は、発芽した菱の根が流されない様に
錨(イカリ)の役割をして居るそうです。
固い菱の実を切断すると、食用になる澱粉質の部分が見えます。
★ この写真はネットよりお借りしています。
東岸で、カルガモの親子発見!(右側)
遠目ではっきりしませんが、左側は成鳥の集団?(3羽)