海外掲示板で話題となっていた透明感あふれる魚。目元を覆うようにして一部魚らしい色をしているが、それ以外は見事に透明で思わずうっとりしちゃうくらい。これも擬態的な何かなのかな?
魚の構造丸わかり。解剖せずとも解剖学が学べちゃうとかすげえや!
で、この魚は一体何?って話になってくるが、どうやらこれはニザダイ科クロハギ属の幼魚の可能性が濃厚なんだそうだ。クロハギ属は世界では38種、日本では19種確認されており、島嶼の岩礁域の浅所に生息し、太平洋に広く分布している。一部の種では、成魚と幼魚で色彩や模様が異なる。
ニザダイ科の魚はアクロヌルス期、もしくはケリス期と呼ばれる幼生期を経て成長する。一部クロハギ属はアクロヌルス期にこのようにボディが透明になっているのだそうだ。
親御さんの一種とみられるクロハギ属アカツキハギ
アカツキハギは観賞魚として市場に出回っているそうだから、育ててみるとこの透明感あふれる幼魚を見ることができるのかな?
▼あわせて読みたい
背骨が完全に透けていて、光に反射すると虹色に輝くシースルーフィッシュとは?
透けて見えるぜ・・・食べてる魚も丸わかり。この透明生物の正体は?
ガラス細工のように美しい。濡れると花びらが透明になる「サンカヨウ」
新種か!ハワイ沖の深海で半透明な白いタコが発見される
中身の構造が良くわかる!透けてみえる半透明生物トップ10