佐賀ログ   <by 不動産相談センター佐賀 https://www.recsaga.jp/>

不動産鑑定士運営の相談センターのブログ。佐賀での身の回りの出来事、発見、珍事など備忘録を兼ねて、遊び心でつづっていきます

可動式の倉庫は登記可能な不動産か?

2012年07月17日 | 日記
ちとばかしマニアックなネタですが、

本日の佐賀新聞に

地場運輸企業により唐津港に導入された

移動式大型倉庫

に関する記事を見つけました。


ナント、

ディーゼル発電のモーターで

全長100メートルものレール上を動かせる

っていうから驚きの巨大構築物であります。



で、題名のとおり

倉庫らしいけど、これって不動産???

って疑問がわいたのでした。


結論から先に言っちゃうと

わたしにゃ よぉ~分からん


ただ予想としては

それ自体の長さの倍以上の距離を移動できるわけで

建物の登記要件を満たすのかどうか疑問なわけでして

建物として登記できないんじゃないかって

そんな気がします。(後述、要件“2”)

これは仮に金融機関から資金調達する際に

担保不動産として機能するのか否か

ということに関わり得る話です。

(場合によっては動産担保って手もあるでしょうけど。)



建物として登記するためには

あくまで経験上ではあるけど

主に三つ要件があるかと思います。

1.外気遮断性(屋根や周壁などの存在)

2.定着性(土地に定着した建造物か)

3.用途性(人貨の滞留性があるのか)


このほか取引性についても要件とする考えもあるみたい。

具体的には準則に基づいて

登記官が一つ一つ判断を下すことになるわけで

個別・具体的に結論が出るんでしょうね。



まぁそれにしても画期的な施設が唐津にできたもんだわ。




あっ、そうそう


建築基準法上の建築確認は

建物として申請されたのか

工作物として申請されたのか


そんなところも気になる今日のネタでした。

(勝手な予想としては後者
コメント
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