佐賀ログ   <by 不動産相談センター佐賀 https://www.recsaga.jp/>

不動産鑑定士運営の相談センターのブログ。佐賀での身の回りの出来事、発見、珍事など備忘録を兼ねて、遊び心でつづっていきます

諫早湾干拓開門問題

2013年12月21日 | 日記
昨日12月20日までが期限だった開門は

そのための準備工の着手さえ行われなかった。

国からすれば現場の抵抗を受けて

着手させてもらえなかったとの

安い言い訳しかせんのでしょうが。


開門命令は前政権の意思で確定させたものだが

現政権も全く同じ義務を負ってることは言うまでもない。


有明海の環境への悪影響を指摘する学者の意見を聞かぬふりして

実行ありきで2,300億円が浪費されたあたりから

“有明海”軽視という国の基本スタンスが窺える気がする。

ある意味、国のスタンスは現在に至るまで一貫していて

福岡高裁判決を確定させるという

3年前の判断だけが基本スタンスにそぐわなかった

ように整理できるのかもしれない。


開門に向けた対策工事(公務の執行)を妨害する行為を

具体的に排除しようなんて気もサラサラありますまい。

仮処分に対する異議申し立てすらしない政府。

是非次の国政選挙では、

司法判断なんてチョロいもんだと豪語して欲しい。



一票の格差で違憲判断が連発しても

司法からの要請に満額回答から程遠い動き。



虫歯も病気も早期発見、早期治療が肝要とされるが

法治国家の前提が現実に蝕まれつつあるのに放置されてることは

間違いのない事実では。


他国に対して「法の支配」の重要性を

高らかに主張する姿に胡散臭さを感じなくもない。
コメント
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