横浜でマンション傾く！

衝撃のニュース。

サラッと触れた報道に目を通しただけではあるけど、

おそらく都筑区のららぽのそばのマンションではないか。


2005年に問題発覚となった

所謂 姉歯事件後に販売されたマンションのようだ。


2005年当時、姉歯氏の一級建築士事務所のあった

市川市に住んでいたため耐震偽装問題の件は

非常に印象深く記憶に残っている。


さて、驚いたのはあの老舗の超大手

三井不動産系

のマンションだったから尚更だ。


おそらく誠心誠意対処されることだろう。


んが、通常であれば

流通上、不利になったり

担保価値が毀損するなど

避けがたい事態が想定される。

非常に残念極まりない施工監理。

対ユーザーとしては販売した事業主に責があるのだが。


さて、不動産の評価　不動産鑑定という立場からすると

この手の不誠実な施工監理は大いに脅威である。

通常、評価や鑑定なるものは非破壊検査や

支持杭どころか基礎の施工精度の検査までは実施しない。

水平器（レーザー系含む）をあてて

傾きの有無をチェックはするが

傾きがあった場合にその原因究明はなかなか困難な話だ。


それだけに一般ユーザーにとってはなおのこと困難な話だ。


仮に中古物件でも

ナショナルブランドのハウスメーカーやマンションデベの物件の方が

相対的に高位に流通するのは

安心感を多少でも担保するとユーザーが許容することが

一因に挙げられよう。

しかし、今回の事件はまさに

そのナショナルブランドの中のナショナルブランド

で発覚したから強い衝撃が走った。


仮に軟弱地盤の佐賀平野で同じようなことがあったら

横浜の比ではなかった可能性がある。


いい買い物をするためには細かいチェックを行って

そのリスクを一つずつ低減していくという

消去法的見極めも有用な方法だと考える。