60代 スッキリ行こう🐦

還暦過ぎた!
これからも、心の向くままケセラセラ。

海老蔵さんバッシングに思う

2010-12-09 10:08:48 | 日々雑記
市川海老蔵さんが バッシングを受けている。
大怪我を負ったにもかかわらずだ。

お酒を飲むと、性質が変わる人らしいことはわかる。
人を怒らす名人だということでもある。

梨園の一人息子、名家の花形であることが、より一層バッシングに拍車をかけている。


海老蔵さんについては、ああそういう人か・・とは思った。
しょせん、酒の席での似たもの同士のケンカでは、
ケンカの原因なんて、わかったところでどうしようもない気がする。

海老蔵さんが名家の自覚に足りないのは重々承知の上で、
私は、そういう時に回りで発言している人の意見の方が興味深く感じるところがある。
お説教の言い方だ。

今朝の朝日新聞の天声人語は完全にくだらないお説教。

電車の中でルイ・ヴィトンのバッグに子猫の使い込まれたヌイグルミをぶらさげていた女性がいて、
「個人の趣味に難癖をつけるつもりはないが、持ち物は持ち主を語るともいう。
 バランスを欠いた装いは、早晩おかしさに気付くか、笑われるかして改まることが多い、大人になるとはそういうことだ」だって!

そして、海老蔵さんの酒の上での素行は歌舞伎の大名跡にそぐわない「ヌイグルミ」なのだから、

伝統芸能の担い手が大きくなるためのステップならば謹慎も無駄ではない。「心の勉強」を重ね、戻ってきてほしいと結んではあるけれど、

こういうこと言う人は多い。
私は、こういう人にこそ身構える。

日本人の高圧的な世間の言葉。型どおりの言葉だ。
心の弱い人への偏見に満ちている。

こんなお説教で、すぐに変われる人であったら、そんな酩酊を繰り返してなどいないと思う。


「心の勉強」は、深い井戸やと思う。

覗き込んで、足元救われるのが怖くて、見て見ぬふりの型どおりの言葉で埋め尽くすことの何と多いことだろう。
本当に井戸に落ちて、帰ってきた人ならそんな事、言えないのである。
そして、現在の日本では、その井戸に落ち込んでしまった人のなんと多いことか。。。

ま、天声人語は世間の声そのものだから、そう書くしかないやろけど、
本気で書いてるなら、もう少し「心の勉強」した方がいい。

本当の大人になんて、そう簡単になれるものではないのに、
自分が本当の大人だと思っているとしたら、
その方が怖いなあ。。



・・で、話は変わるけど、事件の直後、
デーブ・スペクターが、海老蔵さんのお父さん「市川団十郎さん」が息子の事件をお詫びしているのを見て、

「セント君に似てない?」

と言っていた。。。。。。
(私は、こんな感じで吹き出したしまったけど。。)

こういうとこ、
ほんま、この外人は違うわ。
苦渋の父親が謝っているのを見て、そういうこと思いつかなかったなあ。。




・・・不謹慎・・なんてまた、日本の大人は言うでしょうね。。。





せんと君知らない人は ↓

 こちらをどうぞ

アニメじゃない、ヌイグルミせんと君のことやな。。








コメント (2)
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