眺める空に描くもの

高齢者女子のおひとりさま暮らしノート

白もんと黒もんでお茶時間

2024-12-26 19:00:41 | かごしまのお話
今日の空。
朝空は雨が降っていて、日の出を見ることはできませんでした。

会社の総務の方から書類が郵便で届いて、いつもの書類だろうと、
開封して確認すると、小さなメモがついていて、「メールを
ご確認ください」と書かれていて、「あれ?」と焦る。
確認してみると、社用の個人アドレスにメールが届いていました。

休職中の連絡はプライベートの個人アドレスにメールをいただく
ようになっていて、社用アドレスの方はまとめて確認するという
ことをしています。社用アドレスは業務の情報共有という側面が
あるので、自分に直接的には関係のないメールも大量に届く上に、
形式も少し使い勝手が悪いので、確認しにくいのです。

とはいえ、確認不足だったのはたしかだったので、すぐにおわびの
メールを返信すると、「(本来はプライベートのアドレスにメール
するという約束なのに)こちらの確認不足でした、申し訳ありません」と
あちらからおわびされて、かえって申し訳ない気持ちに。
さらに、「いつも丁寧できれいなお手紙を拝見し、さすが(私)さん!と
思いながら癒されています」と書いてくださっていて、ほっこり。
社員数から見ると、スタッフが少ない気がする総務の方たちですが、
いつもおだやかでひかえめでやさしい言葉をかけていただいて、
こちらこそ、ありがたく思っています(ビジュもかわいい若いお母さん
たちです)。



さて、今日はかごしま茶をいただくのに、「そうだ。白薩摩の茶器を
使ってみよう」と、長らくしまい込んでいた、白薩摩を出してみました。

薩摩焼(さつまやき)は、鹿児島の陶磁器として、国の伝統的工芸品に
指定されていて、白薩摩(白もん)と黒薩摩(黒もん)があります。
写真の茶器の方が白薩摩で、お菓子を入れているのが黒薩摩です。

白薩摩はご覧の通りに、きらびやかな絵付けがされています。薩摩藩の
専用窯で作られて発展したもので、乳白色の生地に豪華な装飾を施し、
富裕層で使われたり、贈答品などに用いられていたもの。
一方、黒薩摩(黒もん)は庶民の日常用の雑器として使われ、鉄分の多い
火山性の土を材料としていて、薩摩焼酎を燗にするときなどに用いる
「黒ぢょか」や黒酢の仕込みに用いる甕などで知られています。

私は庶民なので、黒薩摩の方は持っていますが、白薩摩はほとんど
持っていませんでした。やはり、鹿児島の人間なのだから、白薩摩も
ちゃんとしたものが欲しいと思って、この白薩摩の茶器を買いました。
きゅうすと、ふたつきのゆのみが5客そろって、数万円というお品です。
ええ。とっても覚悟が必要でした(笑)
嫁入り道具にしようと思っていましたが、必要なかったので、やっぱり、
使わないとね、という気持ちです。本当はおもてなしに使いたい~。



 お菓子はかるかんまんじゅうと、わらびもち。
かるかんはあんの入ったおまんじゅうと、入らない羊羹のような
形のものを切り分けるスタイルのものがあり、羊羹タイプのものも
あっさりとしていて、軽くてしっとりしていておいしいお菓子です。
いい器でいただくと、お茶もお菓子もよりおいしい気がしますね。

ひる空。雨あがる。1枚の紗をかけた感じの空。



ゆう空。みなさま、今日もおつかれさまでした。


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