零士の旅行記にようこそ。
今回は、長野県と富山県をつなぐ山岳観光ルート、立山黒部アルペンルートをたどる旅に出ました。環境に配慮した珍しい乗り物も登場します。
やってきたのは長野県側の玄関口、信濃大町駅にやってきました。ここからアルピコ交通の路線バスに乗車。車両はコンセント、Wi-Fiのついたガーラでした。
バスの隣に、大町の名水が飲める場所がありました。
白樺の中にたたずむ一軒のホテル。くろよんロイヤルホテルでした。非日常空間の始まりでした。
バスは終点の扇沢に到着。ここから先は気温も下がるので、熱いカレーであたためました。ダムカレーです。
そそり立つ黒部ダムのアーチが忠実に再現されており、おいしかったです。実はこれは甘口なんです・・・
扇沢からは、今回のメイン、関電トンネルトロリーバスに乗車しました。トロリーバスは、見た目はバスながら、無軌条電車線といわれる電車の仲間でした。
環境、騒音に配慮したこのトロリーバス300型でしたが、今年度が最後の運行となったため、今回の乗車と共に、立山黒部アルペンルートへの挑戦を決定しました。
トロリーポール。これを使って電気をとっていました。
バスは15分余りで黒部ダムに着きました。トンネルを抜けると・・・
巨大な黒部ダムが立ちはだかりました。
後ろには、大きな黒部湖が広がっていました。ちらちらと雪が舞っていました。
再び湧水が現れました。当時、トンネル建設の際に湧き出た水なのだそう。しかし、大きな被害が出てしまったのは痛々しい記録だと思いました。
石原裕次郎の映画「黒部の太陽」でも有名になったのだとか。興味深かったです。
黒部ダムを見学してからは、ひたすらトンネル内を走るこちらのケーブルカー、黒部ケーブルカーに乗車し、黒部ダムに向かいました。
こちらは傾斜が30度と、ものすごく急なケーブルカーで、ホームも車内も階段上でした。撮影中に階段から落ちそうになりかけたぼくです。
長野と富山の県境をまたがったところで今回はここまで。黒部ダムやトロリーバス乗りおさめを通して、様々な発見が出来た旅でした。
零士の旅行記、次回までごきげんよう。