零士の旅行記 Reiji's travel diary

ブログの筆者、零士が列車やバスなどの乗り物を使った旅行をレポートするブログです。主に一人旅ですが友人などとも出かけます。

高校卒業記念 零士の日本一周大巡行2日目-① 古き孤島の歴史をたずねて

2020-03-31 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。おはようございます!2日目です。

魅力ある長崎はいつまでたっても足るを知ることができません。まだまだたりないので、出島に出かけることにしました。

朝ごはんはJALシティ長崎のレストラン、中華料理桃苑でいただきました。新型コロナウイルスの影響が懸念されていましたが、料理が取り分けられている小皿の中から好きなものを受け取る、バイキング形式は維持されていました。

右上にあるのが長崎名物かんぼこ。そして中華らしく点心料理のシュウマイや海老餃子もいただきました。

 

ホテルをチェックアウトして、6分ほど歩いたところにある出島に向かいました。

当時はよほどの限り入ることのできなかった出島でしたが、入場料を払えばはいれるようになっていました。

組頭番屋。ここでは貨幣に使われる同の鋳造も行われていました。

百斤入りの銅の箱が山積みになっていました。住友吉次郎・・・ということは今の住友不動産などの住友系の先祖なのでしょうか。

この屋敷は当時オランダ人が住んでいたもので、商館長の部屋もありました。

陶磁器の赤絵が展示されており、とても当時のものとは思えないくらい現代的かつ新品同様でした。

東インド会社が使っていた貿易船の模型。当時の貿易は嵐を伴い、今のように楽にはいかなかったようです。

こちらがオランダ商館の一室で、商館長などが会合をするためのセットがそのまま残されていました。

江戸時代の貿易を語るにおいて必要不可欠な出島。実際に受験勉強で学んだことを実際に生で感じることができ、素晴らしい経験でした。

零士の旅行記、次回までごきげんよう。

 


高校卒業記念 零士の日本一周大巡行1日目-⑤ ちゃんぽん発祥店 四海楼グルメレポート

2020-03-30 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。長崎での観光中夕飯に立ち寄ったちゃんぽんの名店、四海楼。ちゃんぽんが生み出された発祥の地なのだ

そうです。今回はそんな魅力尽くしの四海楼で、ちゃんぽんの本場の味や歴史に迫ります。

こちらの5階建ての建物が四海楼。最上階が展望レストランになっていたので早速エレベーターで向かおうと思います!あまりにも内装が豪華だったので緊張してしまいました

長崎の美しい港の景色まで味わえてしまう素晴らしい店内。早速ちゃんぽんをオーダーしました。

今回頼んだのは蓋付きちゃんぽん。こちらは少し少なめの盛り付けでしたが、出前で使われている器でした。

開けたとたんに広がる野菜の風味の香り。麺に絡めて味わうだし。海鮮は素材のうまみを引き出し、野菜は甘みで攻める。たまらぬ味わいでした。

では、こうした味わいはどうやってここまで伝わり広まったのか、2階のちゃんぽんミュージアムで学ぼうと思います。

まずはちゃんぽんのルーツから。

ちゃんぽんは中国の福建省の料理、湯肉絲麺がルーツとなっており、伝わってきた当時は支那うどんと呼ばれていました。当時は中国人留学生の経済状況は厳しく、ご飯を食べることさえままならぬ状況でした。そこで中華街では、「ごはんは食べましたか?」という意味の中国語、「吃飯?(シャポン)」というという言葉があいさつとなり、ご飯を食べていない留学生にちゃんぽんをだしていたことがきっかけとなり、その言葉とちゃんぽんが触れ合って同義語とみなされ、なまったことから「ちゃんぽん」と言われるようになった説が有力です。

象牙の箸や、箸置きなど、当時使われていた食器が展示されていました。

ちゃんぽんに使われていた丼の変遷を調べました。

創業は明治時代。歴史ある店舗の進化がうかがえました。

長崎の様子を描いた洋画家、鈴木信太郎の絵画もありました。

当時使われていたテーブルや椅子を見て、ちゃんぽんミュージアムを後にしました。

夜景にちゃんぽん、さらにその歴史を深堀りできた、発祥の地でなければできない経験をさせていただきました。ありがとうございました!

次回は朝から長崎観光を続け、さらに長崎県の郊外を周遊します!零士の旅行記、次回までごきげんよう。


高校卒業記念 零士の日本一周大巡行1日目-④ 古き外交の扉を知る 長崎散歩

2020-03-29 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。長崎に到着したぼくは重い荷物を抱えながら長崎市電で新地中華街に向かいました。今回のホテルの最寄りの電停です。

長崎電気軌道のほこる超低床車の到着。車内は混んでいました。

初めてチェックインしたホテルはJALシティ長崎。デラックスフロアのリノベーションルームに宿泊できるプランにしました。

ホテルの近くには新地中華街があり、そこを抜けて路面電車の電停に出られる構造でした。

かなり小さな感じの商店街で、店頭に立ってお客さんを呼んでいる人もいました。ぼくも何度か止められたのですが、ごめんなさい・・・目的の店があるんです。

電停に着いたら今度は5系統の電車に乗り、大浦天主堂下を目指しました。

坂の下からグラバー園に上りましたが、新型コロナウイルスの影響で夜間開園は中止。とぼとぼと後にし、カステラだけ買って夕飯にしました。

長崎清風堂のカステラは3本買うとお得になっていました。そこで3本のうち、長崎清風堂でしか扱っていないチーズカステラを1本買ってみました。

大浦天主堂を外から眺め坂を下ると、目的のお店が見えてきました。

長崎ちゃんぽん発祥の地、四海楼に着きました!

今回オーダーしたのは蓋付きちゃんぽん。こちらは少し少なめでしたが、出前用に使われていた食器を用いたものでした。

目の前に飛び込むのは具だくさんの海鮮や野菜。海鮮の出汁が野菜にしみて甘くおいしく、海鮮は素材のうまみがふんだんにでていました。

普段はかなりの行列ができる名店らしいですが、今回は並ばずに入れました!

おいしいちゃんぽんで温まったところで、ホテルに戻りました。

新地中華街は夜が美しい。そう感じた瞬間が撮れました。明かりがきれいに街を照らしていました。異国情緒あふれる、おとぎの国のような素晴らしさ。次の日も時間をとって観光することにしました・・・

零士の旅行記、次回までごきげんよう。


高校卒業記念 零士の日本一周大巡行1日目-③ 九州新幹線で行く貿易地への道

2020-03-28 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。鹿児島での短い時間ながらの観光を終え、九州新幹線ホームに向かいました。ちょうど清掃を終えてドアを開けようとしていたところで、ぼくも写真を撮って先頭の号車に向かいました。今回乗車したのは速達タイプのみずほ、臨時便でした。

JR西日本所属の車両が配車されたのですが、九州新幹線は指定席がものすごく豪華なので、のびのび座ることが出来ました。

鹿児島中央を出発し、しばし遠くに八代湾を眺めながら走行しました。

熊本まで列車はノンストップで駆け抜けました。

お昼ご飯は駅そばならぬ駅うどん。今回は店主一押しの馬肉うどんをいただきました。入っているちくわも熊本の比奈久名物のもので、一堂にそろっていました。

熊本といえばおてもやん。そしてくまモンに迎えられ熊本の空気を吸うことが出来ました。

2年前に肥薩線を零士の旅行記で旅したときにも熊本に寄りましたが、いつ来てもよかとこですね!Twitterで知り合った方に阿蘇をすすめられたのですが訪問できなかったので、次回旅する時までの宿題となりました。

食事を済ませたら、今度は各駅停車タイプのつばめ号に乗車しました。来たのはJR九州所属の車両で、今回はグリーン車にグレードを上げました。

6号車の半室がグリーン車になっており、ぼくしか乗っていませんでした。

 

唐草文様のあしらわれた座席や床は、グランクラスに匹敵する快適さでした。

壁には寄木細工で九州の風土が表現されていました。

新鳥栖駅に到着し、長崎本線に乗り継ぎ。駅構内には、サッカーチームのサガン鳥栖のユニフォームが飾ってありました。

新幹線から特急列車(逆もしかり)を乗り継ぐと、乗り継ぎ割引が適用されるようになっているシステムでした。

新鳥栖からは特急かもめに乗車し、この日の宿泊地、長崎に向かいました。

車内は普通車でも革張りで豪華でしたが、2号車の座席だけコンセントがついていました。

吉野ケ里遺跡の真横を通過しましたが、遺跡の広さから当時の栄えようがうかがえました。

のりやムツゴロウでおなじみの有明海を望みながら進んでいきました。長崎本線は景色の素晴らしい区間をいくつも通過していくので、乗っていて見どころがたくさんありました。

車内のデッキには長崎を表現した書家の達筆が展示されていました。凝った内装に驚き!

鹿児島から海沿いを快走し、夕方ごろに長崎に到着しました。次回は初めてひとりでホテルに泊まるためにチェックインし、魅力あふれる長崎を観光します!

零士の旅行記、次回までごきげんよう。


高校卒業記念 零士の日本一周大巡行1日目-② 南国薩摩の街を歩こう

2020-03-27 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。前回鹿児島に降り立ち、南国交通バスで市役所前に到着したので、鹿児島市内を観光しました。

鹿児島市役所前から少し歩くと、お目当ての銅像が見えてきました。幕末から明治維新の時代まで日本を支えた偉人、西郷隆盛の銅像です!

西郷隆盛は薩摩出身で、大河ドラマ「西郷どん」で鈴木亮平さんに演じられて話題になった方。最近の放送なので覚えていらっしゃる方も多いとは思います。

入試にもたびたび出題され、無事に合格することができたのでお礼参りをしておきました。

最寄りの停留所から鹿児島市電に乗車し、駅前まで車窓観光を楽しみました。たまたま超低床車のハートラムが来たので乗ってしまいました。

車窓から豪華絢爛な建造物が見えましたが、これが山形屋。鹿児島の老舗デパートで、焼きそばがおいしいようです。

大久保利通の像も通り沿いにあり、西郷隆盛と手を組んで政治をつかさどりましたが、ついに二人は対立してしまうのでした・・・

鹿児島中央駅に到着し、お土産を購入。せっかくの貴重な鹿児島旅行だったので、売り場を巡っていたら試食コーナーで足止め。おいしいかるかんがあったので、小さなサイズのものを買い、道中で食べることにしました。

(しかしあまりにもご飯を食べたためか食べる機会が見つからず結局1個食べて家まで持って帰ることになってしまったんですよね)

紫いも、黄金いも、紅隼人いもの3種類の芋から作られたかるかんが1個ずつ(紫芋は2個)入ったお手軽商品でした。お芋がよく練りこんであり、口いっぱいにうまみが広がるおいしさでした。

次回は九州島内を九州新幹線で駆け巡ります。零士の旅行記、次回までごきげんよう。