零士の旅行記 Reiji's travel diary

ブログの筆者、零士が列車やバスなどの乗り物を使った旅行をレポートするブログです。主に一人旅ですが友人などとも出かけます。

高校卒業記念 零士の日本一周大巡行最終日-⑤ ポケモントレインでたどるドラゴンレール

2020-05-26 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。今回は大船渡線の旅の続きです。前回BRTを気仙沼で降りたぼくがこれから乗車するのは、イベント列車のポケモントレイン気仙沼号。名前からして子供向けの列車なのですが、今回はそれに旅好きの高校生であるぼくが乗車するという奇行?を行うこととなりました。

なぜ乗車することになったのかはちゃんと理由があり、

・全車指定席なので座席の確保が事前にできる

・終点での乗り換え列車の待ち時間が減らせる

・イベント列車なのでとりあえず乗ってこの旅行記で魅力をPRしよう

ということで乗車が決定したのです。小さなお子さまから大人の方、ご高齢の方まで幅広く末永くご覧いただくためにはやはり層を狙うことも大切だと考え、取材だということを頭に入れていざホームへ。その前に、駅に立っていたピカチュウの写真を撮ってから乗りました。

 

キハ100のトップナンバーが改造されたポケモントレイン。車内から早速賑やかでした。

しかし目がちかちかしてしょうがないですね~

前の車両はプレイルームになっており、子供たちが遊べるようになっていました。

列車は砂鉄川を渡り、猊鼻渓駅に到着しました。この列車は列車の行き違いの有無にかかわらず一駅の停車時間を長めにとっていました。スタンプが設置してある駅ではわかりますが、何もない駅でも停車駅だと長く停まるので、ちょっとした迷要素がある列車でした。

この列車のGoodポイントはなんといってもアイスの車内販売。今ではすっかり少なくなった、列車で食べられるスジャータの通称「シンカンセンスゴクカタイアイス」が売られていたのです。

列車は北上川を渡り、いよいよこの路線最大の特徴であるドラゴンレールを走行。

線路が龍のように曲がっておりカーブが多い路線であることから、ドラゴンレール大船渡線の愛称で親しまれていました。

列車は2時間弱で終点の一ノ関に到着し、アテンダントの方から「お疲れ様でした」と労い?の言葉をかけられました。

列車旅が退屈なお子さまにぴったりなこの列車。家族旅行におすすめです!

 

たくさんの楽しみに触れた日本一周も、いよいよ次回が最終回となります。無事東京へ帰ることができるのか・・・!?零士の旅行記、次回までごきげんよう。


高校卒業記念 零士の日本一周大巡行最終日-④ 大船渡線BRTで復興の軌跡をたどる旅

2020-05-25 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。前回三鉄で盛に到着したぼくは、JR大船渡線BRTの乗り換え待ちをしていました。BRTとはバス快速輸送システムの略称で、専用道路を走行することで渋滞をせずに目的地までスムーズに到達できるものでした。大船渡線は一ノ関から盛を走るローカル線で、震災が発生した際に気仙沼から先は津波で線路が流されてしまい不通に。そこで、代行輸送システムを確保しようと運行を始めたのがこのBRT、というわけなのです。

ハイブリッドバスが到着。早速乗車しました。

発車するとまず最初に大船渡市を経由しました。街もにぎやかになり、なにやらすごい人が並んでいました。

大船渡湾や門之浜湾のきれいな海沿いを走り、陸前高田市に入りました。何もかも新しくなり、大型の商業施設も建っていました。

陸前高田に立つ震災のシンボル、奇跡の一本松が見えました。震災でほとんどが津波にのまれ、奪われましたが、この一本松だけは残ったようです。伐採する案も持ち掛けられましたが、熱烈な市民の反対により、補強されたうえで存続が決定したそうです。

新しいスタジアムの建設も進んでいました。

バスは快速運転を行い終点の気仙沼に到着。ここからは列車に乗り換えとなりました。次回はなんとあの子供向け列車に乗車します!

零士の旅行記、次回までごきげんよう。


高校卒業記念 零士の日本一周大巡行最終日-③ ラガーの聖地と恋人の聖地

2020-05-24 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。前回に引き続き、三陸鉄道リアス線の旅を進めていますが、今回は2種類の聖地を列車で巡礼。早速ラグビーファンの聖地、鵜住居に到着しました。

鵜住居はラグビーW杯開催にあたり釜石につくられたスタジアムの最寄り駅。しかし、台風の影響で開催できなくなり、周辺地域も被害を受けてしまいました。そんな中でラグビーのカナダ代表が釜石の人たちを元気づけたのには心を打たれましたね。

乗車している列車のつり革もラグビー型。東北の工芸、木彫りで作られていました。

列車は鉄鋼が盛んな地域、釜石に到着しました。釜石からは旧南リアス線の区間。発車してしばらくすると、吉浜湾を見ながら走っていきました。

列車は景勝地が近づくと徐行してくれるので、景色が撮影しやすかったです。

列車は恋人の聖地、恋し浜駅に到着。この駅はもともと小石浜駅という名前でしたが、町おこしのために改名し、恋人の聖地になっていました。撮影のための停車時間があり、自由に撮影できるようになっていました。

この鐘を鳴らすと幸せになれるらしいですよ!

小石浜はほたての養殖がさかんなことから、ほたて絵馬を奉納して祈願が出来るようになっていました。

久慈駅から4時間ほどで無事三陸鉄道リアス線の旅を終え、盛に到着しました。三陸海岸の風光明媚な景色、元気で明るく復興の光に満ちた街並みに元気づけられた旅でした。

零士の旅行記、次回までごきげんよう。


高校卒業記念 零士の日本一周大巡行最終日-② 全線復旧! 三陸鉄道リアス線の旅

2020-05-23 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。今回は宮古駅から前回に続き、三陸鉄道リアス線の旅を続けます。三陸鉄道リアス線は、東日本大震災の被災や台風の被害を乗り越えて開通した路線で、前回旅した久慈~宮古間の北リアス線、今回旅する宮古~釜石間のJR山田線、釜石~盛間の南リアス線を結合したもの。腹ごしらえを終えてから車内に戻りました。

発車してしばらく走ると、車窓からは浪板海岸が見えてきました。ここから見える沿線道路は、東日本大震災の際に津波にのまれた区間のため防災対策がされていましたが、当時の爪痕はなく、きれいになっていました。

難読地名の駅が登場。なんと読むのでしょうか・・・

答えは「きりきり」!井上ひさしの小説、吉里吉里人の舞台で、小説に登場する村から名付けられたそうです。

駅のホームにはかわいい動物たちが待っていました。どうも鮭が獲れたようです。

大槌町に山田湾と、震災のときにひどく被害を受けた場所も、今ではきれいな景色になっていました。

大槌湾が見えたら大槌駅に到着。大槌湾に浮かぶ蓬莱島は、人形劇であるひょっこりひょうたん島の舞台になったことから、駅舎の形がひょうたん島を模した形になっていました。

まだまだ魅力が尽きないのでここから先は次回の記事にしようと思います。零士の旅行記、次回までごきげんよう。


高校卒業記念 零士の日本一周大巡行最終日-① 三陸海岸縦断のはじまり

2020-05-22 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。日本一周、ついに最終日となりました!八戸港に船が到着したので下船し、連絡バスで本八戸駅へ。八戸線で久慈へ向かいました。

明るい朝日に照らされながら列車は種差海岸沿いを走行。過去にも祖母と大人の休日クラブパスの旅に出かけたときに乗りましたが、ひとり旅ではめてでした。

久慈からはいよいよ全線復旧した三陸鉄道リアス線で目指すは盛。ここから宮古までは祖母と乗車したことのある旧北リアス線区間。高校に通う学生さんが多く乗車していました。

ラグビーのラッピングが施された車両で、東日本大震災で被災した際に受けたクウェートからの支援を活用して製造されたものでした。

途中の佐羽根駅では動物たちがお出迎え。近くに生息しているのでしょうか。

くまくんの心遣いには驚かされましたね!なにせ自分から「熊出没注意」だなんて。

しばらくの間は、三陸海岸の景色を眺めながらの鉄道旅。でも景色は列車が進むにつれて様々な見え方をするので見飽きませんでした。

列車は宮古に到着。ここで15分ほどの停車時間があったので、朝ごはんに宮古駅そばをいただきました。地元の煮干しからだしをとったそば。安くておいしい逸品でした。

次回からは今まで行ったことのなかった区間に入ります。どんな景色が待っているのでしょうか。零士の旅行記、次回までごきげんよう。