零士の旅行記 Reiji's travel diary

ブログの筆者、零士が列車やバスなどの乗り物を使った旅行をレポートするブログです。主に一人旅ですが友人などとも出かけます。

おせんべいとローカル線 銚子電鉄の旅(2020.6.21発)

2020-07-24 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。今回は、銚子から外川を走るローカル線、銚子電鉄で、途中下車をしながら犬吠埼を目指しました。銚子駅で待っていたのは、伊予鉄道から譲り受けたこちらの車両。2両編成の小さな電車でした。

列車は観音に到着し、ぼくは途中下車しました。

観音駅からは銚子市内で有名な寺社のひとつ、銚子観音へお参り。立派な本堂の建物のほか、大仏様を拝観できました。

観音駅に戻ると、先ほどと同じ列車が草木の間をぬってやってきました。レンタサイクルを持ち込んで乗車する方もおり、にぎわっていました。

短い時間でしたが、電車はあっという間に犬吠駅へ到着。犬吠駅では、銚子電鉄が販売しているお土産のお菓子を買うことが出来ました。銚子電鉄は経営がやや傾いており、ぬれせんべいの販売で収益を持たせている状態に近いと聞きました。他にも会社の様々なアイデアマンが知恵を絞ってお菓子を出しているそうなので、たくさん買って応援しました!

銚子電鉄と言ったらやっぱりぬれせんべい!体にいいかどうかは別として、濃い口は一番のお気に入りなんですよね~

うまい棒の亜種、まずい棒も買ってみました。まずいのは経営なのであって、味がまずいわけではないのであしからず。この商品は在庫一掃セール中で、理由は新商品にありました。

 

それがこちらのバナナカステラ。バナナのたたき売りをしてでも経営を良くしたいという願いからできたらしいです・・・

頑張りようがひしひしと伝わってきました!

駅の外には幸せ祈願の鬼が笑顔で座っていました。銚子電鉄は一時期、桃太郎電鉄とコラボしたことがあり、そのキャラクターかと思われます。

犬吠埼灯台に到着し、銚子電鉄の旅、無事ゴールしました!!銚子電鉄は祖父に連れられて一度乗ったことがあるのですが、久しぶりの銚子電鉄はまた違った魅力を感じることが出来、旅先に選んでよかったと思えました。次回からは電車を降りてからの観光の様子を駅ごとに分けて書こうと思います!零士の旅行記、次回までごきげんよう。


醤油と灯台の街 初夏の銚子・犬吠埼旅行往路編 (2020.6.21発)

2020-07-21 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。今回から犬吠埼灯台でおなじみの利根川の出口、千葉県銚子市を旅しました。今日は列車やバスの車窓観光を中心に、銚子までの途中の道のりについてレポートします。やってきたのは、背後にスカイツリーが立つ青砥駅。ここから京成スカイライナーで空港第2ビルへ向かいました。今年から一部の便が青砥に停車するようになったスカイライナーで空港までスカイアクセス線経由で直行しました。

千葉ニュータウンが近づき、周辺にはショッピングセンターが点在するようになってきました。印旛日本医大までは北総鉄道線、そこから先は成田スカイアクセス線で、高速信号を合図に本気の加速を始めました。

成田空港へは青砥からわずか25分で到着!最高時速160キロの実力、とくと見せていただきました。スカイライナーは全車指定席でしたが、青砥からの乗客は指定されていない空席に着席。それでも大して乗客は乗っていませんでしたのですぐ座れました。

成田空港からは成田線を乗り継いで銚子に向かいましたが、本数の少ない列車に乗り継ぐ関係上、待合室でしばし待機となりました。そこには隣の芝山町で発掘されて有名になったはにわが展示されていました。芝山町は一度零士の旅行記でも訪ねたことがあります。

日本文化であることが意外と知られていないであろうガチャガチャ。余った日本円の小銭を使ってもらおうという戦法らしく、種類はたくさんありました。

時間が来たので成田線を乗り継ぎ銚子までの列車旅を始めました。

千葉県のローカル線は全て写真の車両が担当。この色を見なければ房総に来た気がしないので少し安心しました。

成田から銚子までは1時間に1本程度で、周囲の風景は一気にのどかになりました。

列車は1時間ほどで銚子に到着。醤油の街らしく、たるが置いてありました。次回からは銚子の街を観光しながら目指すは犬吠埼。銚子電鉄というローカル線に乗りながら旅を進めていきます!零士の旅行記、次回までごきげんよう。


東京私鉄のローカル線にゆられて 東武鉄道で行く蔵のまち栃木 復路編(2020.6.14発)

2020-07-14 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。前回まで3記事にわたって栃木市内を観光してきましたが、今日は栃木からのんびり列車に揺られて旅を終えていく復路編です。

古き良き旧下野新聞社の前を通って栃木駅に到着。駅前には前々回塚田家歴史記念館でロケ写真を見学した映画、路傍の石の作者山本有三さんの記念碑がありました。

路傍の石の映画のなかで発せられた名言が刻まれていました。

「たったひとりしかない自分を、たった一度しかない一生を、ほんとうに生かさなかったら、人間うまれてきたかいがないじゃないか。」

栃木からは両毛線で佐野へ。零士の旅行記がブログで始まって以来実に3年ぶりにやってきました。

佐野駅では観光案内所に佐野ラーメンの食品サンプルが店ごと一堂に勢ぞろい。3年前青竹打ちの生ラーメンを自動販売機で買って道志の祖母の家で食べたことは今でもはっきり覚えています。そのときのものと同じ生ラーメンをお土産で買おうとしたら、なんと駅前のコンビニで売っていたのです!乗り換えの列車を待つ間に買っておきました。

3年前の佐野に行ったときのブログのリンクを貼っておくので、ぜひ下からチェックしてみてください!

https://blog.goo.ne.jp/reiji1129/e/f8a12072b6c61c1275a4d0303a5fac24

佐野からは東武佐野線で舘林へ。東武スカイツリーラインからワンマンカーに改造されて転属した電車でした。東武のワンマン車といったら音がやかましいクリーム色に青帯の列車、といった感じでしたが、この車両はあまりうるさい感じではありませんでした。

列車は渡良瀬川を渡り群馬県に入りました。群馬県の夏はとてつもなく暑いと聞かされてきましたが、この日は曇り時々雨で涼しかったです。

暑さ対策が欠かせないため、駅前のベンチには体感温度を低くするために、ボタンを押すとミストが発生する装置がありました。舘林は東武伊勢崎線途中下車の旅のときに製粉ミュージアム見学のために立ち寄りましたが、ぼくが出た方向とは別位置だったので知りませんでした。

そして東武伊勢崎線の各駅停車に乗車し、帰りは上野東京ラインで帰りました。

今回は緊急事態宣言解除後初の近場旅でした。一つ一つの観光地をじっくり見学でき、見たりないところもありましたが、ゆったりとした旅になりました。零士の旅行記、次回までごきげんよう。


家庭の味方をお土産に 岩下の新生姜ミュージアム(2020.6.14発)

2020-07-10 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。栃木での楽しい散策ももうそろそろ終わりが近づいてきました。蔵の街の通りを離れて直接栃木駅に行く予定でしたが、お弁当などのおかずの定番であるあの健康食材を作っている本社・ミュージアムが近くにあるということで行ってみることにしました。歩くこと約20分・・・やってきたのは、岩下の新生姜ミュージアム。

岩下の新生姜で使用しているしょうがは一般的な新生姜と違い、中国の特殊な品である本島姜(ペンタオジャン)を使っていることがわかりました。台湾の大地の恵みを受けて育ったのだそう。おいしさの秘訣ですね!

次に岩下の新生姜が使われている料理についての展示を見学しました。たくさんの有名レストランで使用されており、需要の高さを改めて実感しました。まさか「タニタ食堂」という書籍でおなじみの体重計などの健康グッズ製造会社、タニタの社員食堂でも健康食として扱われていたとは・・・

もちろん、岩下の新生姜でもバラエティ豊かな商品が数多く並んでいました。数えきれないほどで見ていて飽きませんでした。

PR活動も様々な形で行われており、地元のサッカーチームとスポンサー契約も結んでいました。おそ松くんや東京タワー公式キャラクターのノッポン兄弟が立っていましたが、ノッポン兄弟は岩下の新生姜観光大使。形が岩下の新生姜によく似ていました。

お土産コーナーや岩下の新生姜を使ったおいしい食事が楽しめる、アミューズメント施設に近いミュージアムでした。

ジンジャー神社という神社もありました。あまりのサムいギャグに書いている自分が恥ずかしくなりました・・・

最後はお土産コーナーに立ち寄りました。たくさん商品があって迷ったので、ペッパー君に助けてもらうことに。用途に応じたお土産を提供してくれました。しかしながらその子の存在に気付いたのはお土産を買った後でした・・・

結局買ったのはスタンダードな岩下の新生姜。ちょうど家では生姜が切れていたようだったので、買えて良かったです!母と祖母がよく食べるんですよね。

お土産コーナーや岩下の新生姜を味わえるイートインスペースが充実しており、アミューズメント施設に近いミュージアムでした。栃木の観光はこの回で終了、次回はのんびり電車に揺られながら帰ります!零士の旅行記、次回までごきげんよう。


栃木市の食と伝統を楽しむ市街地散策 (2020.6.14発)

2020-07-07 19:00:00 | 旅行

零士の旅行記にようこそ。前回は巴波川を流れる遊覧船で、栃木の代名詞である蔵の街を散策しました。遊覧船から降りたぼくは、雨の中まちなかを歩いて観光を続けることにしました。まずは、栃木の蔵の街を築いた豪商である塚田家について知ることができる塚田歴史記念館に向かいました。

塚田家は明治時代に巴波川の堤防を築いた豪商で、蔵の街の住人でもありました。建物に入ると早速文庫蔵という蔵が姿を現しました。中では毘沙門天が祀られていました。

塚田家ではドラマのロケ地としてもたびたび起用され、ここが舞台となった山本有三作品の映画、路傍の石の写真が展示されていました。

塚田家が当時使用していたたんすなどの家具もきれいに並んでいました。

実はこの記念館、館内についてまずこのおばあさんから説明を受けたのですが、よく見たらロボットでした。リアルが過ぎましたね・・・

どうも音声はサザエさんに登場するフネさんと同じ役の方がやられているようです。

他にも、塚田家が馬車で遠い場所から運搬したとされる木材や、アジサイの花が咲く庭園・別館など、塚田家を知ることができる様々な展示があり、見ていて飽きませんでした。

次に向かったのはとちぎ山車会館。秋祭りで使われる出汁が展示されていました。今年はコロナの影響で秋祭りが中止となりましたが、映像上映などを通じて魅力に触れることが出来ました。来年は是非生で見たいものです。

2党の獅子頭とともに山車が町内を練り歩く行事で、ここの会館で展示される山車も祭りが始まると展示室から大きな扉から搬出されるのだそうです。よって、山車は毎年入れ替わるんだとか。

栃木の中学生が学校祭で作成した山車の模型が展示されていました。小学生の子どもたちの作品もありましたが、どの作品も出来栄えが大人顔負けでした。やはり、山車とともに生まれ育った子どもたちの感性なのでしょうか・・・

会館の外へ出ると、色鮮やかな錦鯉が飼育されていました。

もうそろそろお昼どきなので、観光案内所に行って名物料理が食べられる店に行くことに。すると、細い道のところに老舗の中華屋さんがありました。ふくや食堂です。

ふくや食堂の名物は、気さくで話好きなご夫婦・・・そして、名物のかんぴょうを練りこんだ夕顔らーめん。大将が、薄切りのかんぴょうをのせてくださいました。昔は深夜までやっており、店主のお二方もお客さんと一緒に飲んでいたのだそう。

コロナの影響やお二方のお歳もあってか、そうはいかなくなったようです。

歩いたり舟に乗ったりして、栃木の蔵の街を楽しんだぼくのお散歩ももうすぐ終わり。ひとつひとつ観光地をじっくり味わいすぎたせいか、時間はあっという間に過ぎてしまいました。

次回は、家庭の味方を生み出したあの会社のミュージアムをたずねます!零士の旅行記、次回までごきげんよう。