「大腸でも小腸に近いところに、出血してもおかしくはない個所はあるにはあるが、・・・でもここが出血するとなると、かなりの量となる。聞いていると、それほどの出血でもない。直腸あたりのポリーフは年齢を重ねたら誰にでも出てくるもので、細菌を見させてもらいましたが癌ではない。となると、やはり痔による出血というのが妥当なとこだと想いますよ」
待合には奥さんが待っていた。
久しぶりに奥さんの手を握った。
人目がなかったら、胸に顔を埋めて泣いていたかもしれない。
塾に戻ると征希、今日は月に一度の治療である。
「いやあ、昨日までとはえらく顔色が違うようで」
里恵がやって来て「よかったね」
「ああ、でも情報早いな」と俺。
「病院の先生に聞いたのよ」
ご父兄から安心したとの連絡多々、感謝します。
里恵が手塩にかけて育てたこなつが中3相手に三重県公立高校入試問題国語を解く。
あげく中3轟沈。
ここまで見事なストーリーを描いてへんかったけどな。
こなつ、グッジャブ!と言うまえに中3の心のケアが大切やな。
まあ、今日のところはついてへんということで・・・。
高校生の英語の授業は先週に続いて「女性論」
お題は愛知大学2003年度の問題。
これが先週の日本大学の問題とほぼ同じ内容・・・楽やったね。
次回も「女性論」、お題は広島大学。
今日から優哉が授業に参加。