なんとか日本史の2枚目を打ち終える・・・これで限界かな。
昨夜、邦博(4期生・ノキア)が来てくれた。俺がへこみそうになるときに姿を見せる、不思議な生徒だ。
中学生の頃は久居にライブハウスを建てると意気込んでいた。さすがに大学生になる頃、あの時代にあって珍しくグローバル企業を目指した。日立建機に入社はしたものの、あの時代特有の日本企業独特の無駄遣いの甚だしさと暑苦しさに辟易。グーグルとノキアシーメンスを受けた。グーグルの採用は1年かけて行われる。エントリーでグーグルの面接を通過していくものの半年あたりでノキアのほうから内定が出た。まあ、縁も大切だとノキアシーメンスに就職した。
今はシンガポールに暮らす。息子の龍成の教育を踏まえて、シンガポールの転勤話に乗った。「シンガポールでどんな息子が育つかって、興味があってさ」と笑った。
その龍成、今は15歳。東京暮らしから一転、シンガポール・・・環境の変化に戸惑っていた日々。それでも今では、物理や化学や地学を英語でプレゼンするのに忙殺されている。それもあり、奥さんといち早くシンガポールに帰ったという。志望は建築家、シンガポールの大学では医師に次ぐ難関。大学進学まであと2年半、今は課題に追われる日々だ。
「あの年頃ってさ、親と話さんやん。俺もあの頃は両親とはダメでさ、先生がいてくれたからさ、なんとかなった。龍成も同じ、今は俺じゃなくてさ、信頼できるメンター(家庭教師)が龍成を鍛えてくれているよ」
龍神(17期生・津市議会議員)の市会議員立候補の頃は、自民党から立つことには難色を示した。「なんでウチの生徒が自民党なんや!」
昨夜もまた同様、県会議員に出馬する龍神(17期生・津市議会議員)に向かって言い放つ、「なんでオマエが自民党なんやねん!」
真ん中の部屋の写真、これを邦博は懐かしそうに眺めていた。4期生の夏季講習の時の写真だ。ちなみに邦博は後列、右から3人目。
邦博がいたから、臼井(4期生・臼井自動車)がいたから、横山(4期生・花王)がいたから、聖ちゃん(4期生・JMU)がいたから、篤(4期生・JA)がいたから、そして越知(4期生・旭洋)がいたから・・・俺は、この吹けば飛ぶような「場所」を守り続けてきたと思う。
・・・ゴメン、辻もん(4期生・JMU)、よく分かってるから・・・オマエもいてくれたからな。