昨日の中学生の部屋。
トリッキーな電話が入る。
里恵がウチの塾に入るきっかけを作った女の子・・・ケイちゃん、今はアラフォーか。
ちなみに古西(12期生・東急)の同級の直哉の姉ちゃん。
懐かしい・・・姉ちゃんは30年前のウチの塾の夏季講習に参加。一人では不安だと友達を誘った、それが里恵だった。姉ちゃんは夏季講習だけの付き合いだったが、すぐに思い出した。里恵が何かあるごとに「ケイちゃんがさ・・・」と言ってたからだ。
そのケイちゃんとはいろいろと話した、ついつい本題を忘れてしまいそうだった。
この生業をしていると、ほんの一瞬すれ違った生徒でも、今はどんな生活をしているのだろうかと想像を膨らます。ケイちゃんが「私のことを覚えてくれてるんですか」と驚いたが、覚えているよ。たかだか30年前だ。そのセリフ、よく言われるが過去の一瞬、塾を生業としている人種には、まさしく太河ドラマの歩みになっている。塾なんて、過去の生徒との関わり合いを噛みしめながら歩むのが人生だ。
ちなみに直哉、今は自分の船を持って航海へ出ているとか・・・ウチの塾初の漁師。ケイちゃんが言う、「本当に・・・泳げないくせに漁師になって」 これには笑ってしまった。
・・・ということで、今夜はあの頃を思い出してちょっと贅沢な時間。今日買ったばかりの『地図と拳』。今日で読み終えると思ったがそうもいかないような重量級・・・625ページやって。
明後日あたりには読み終えるはず。廊下に置いておきます。希望者は持っていってください。