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アメリカ合衆国には、個人を対象にしたコミュニティ広告(物品の売買など)Craiglist(クレイグリスト)が1995年クレイグ・ニューマークによってカリフォルニア州サンフランシスコで運営開始して以来、他都市や他国へも進出し、多くの人々に利用されている。その反面このクレイグリスト使用で、犯罪に巻き込まれたり、殺人事件にまで発展したりすることが起こり、最近は不法行為や不適切な投稿を識別する機能がある。
このクレイグリストは、長姉も彼女の夫の遺品整理時におおいに利用し、ただし、ここはアメリカだから、用心をして、実際には物品の売買及び引き取りを友人の男性が管理して、即座に、安全にビジネスを終えることができた。特に大型のRecreational Vehicle(=休暇・楽しみのための車=キャンピングトレイラー車)は、即売につながり、三回使用しただけだったので、希望する価格で売却でき、おおいに助かった。
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あっという間に売買成立したRV
さて、この話はこの9月に友人のトレイシーから聞いたことだが、彼女のケースは、むしろ心温まる経験であった。
トレイシーと彼女の夫には最近初子が誕生し、それまではランドリーマットへ夫婦の洗濯をしていたのだが、新生児がいることから、自宅で気軽にいつでも洗濯できるようにと、クレイグリストを利用して、なるべく新品に近い洗濯機と乾燥機を探すことにした。
まもなくサムスンの比較的新品な洗濯機と乾燥機を売りたいと言う男性を見つけ、早速売買の交渉に入った。男性はその2つで500ドルではどうかと言ったが、トレイシーは、生まれたばかりの子供がいて、400ドルにまけてくだされば助かるのですが、と言ってみた。実際彼女は400ドルしか持っていなかった。男性は、承諾し、その400ドルを受け取った。そしてトレイシーのピックアップトラックに洗濯機と乾燥機を荷台に載せてくれた。
彼女が家に帰って2つを接続すると、すべてがうまく機能した。乾燥機を開いてリント・フィルターをチェックすると、そこに支払ったばかりの現金400ドルが入っていた。トレイシーはそれを見てショックを受けた。
帰り際に売ってくれた男性が、「新しい赤ちゃんへのプレゼント、ドライヤーをチェックしてくださいね」と言ったのを思い出した。
その彼の言葉を聞いていても深く考えなかったトレイシーは、どれほど感激し、感謝したことか。
早速彼女はSNSに、投稿した。「私は今、とても恵まれていると感じています。これを共有せずにはいられないと感じました。デビッドさん、ありがとう!と大声で叫びます!どうもありがとう!」
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