ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

世界を知る

2024-07-28 | わたしの思い
宮古島の美しいビーチで自由を謳歌する若者、五歳


台風の季節故、沖縄諸島あたりは、天候がぐずついているのではないかと危惧したが、無事に宮古島を訪問した次男一家。宮古島マンゴーはとても赤くて美味しいと告げたら、到着後即時にマイパリ宮古島熱帯果樹園へ直行した一家。子供たちも母親も父親も、疲れを見せず、この小旅行を楽しんだ。

憧れの宮古島マンゴーを訪ねて

楽しいことはすぐ終わりに近づき、土曜日には帰国の途に。帰国すれば、2週間ほどで新学年が始まり、子供たちは小学校へ戻り、母親も大学へ戻る。この一年子供たちも親も勉学に励み、北欧の厳冬を超えてなお健康で、楽しい南の楽園でのバケイションはこの四人への素晴らしいご褒美であったことだろう。

次男は引き続き、ヨーロッパ圏内外を飛び回り、週60時間にもなるような多忙勤務が始まる。親も子供も新たな希望とやる気を持ち、夏に多少見聞を広めたことをいつか役立てられるといい、などと私は願う。

若いうちに5人の子供たちには、世界を見させたいという思いが、夫と私の願いであった。私たちにはたいした財産など全くないが、そんな「目標」を持って生活をするうちに、お金をどう節約し、なにに使うかは自ずとわかってきたものだ。

世界にはいろいろな人々がいて、いろいろな文化があり、いろいろな考え方があると知ることを若いうちから培うと、たとえば、初対面の方でも理解するのに役立つ。そして自立心をも育んできたように思う。この世を去る時、お金も宝物も物質的なことは、なにも持って行けない。この世で得た知識と思い出だけが持っていける。それが夫や私の願ってきた「財産」である。

さて私は私で、旅の支度に忙しい「はず」だが、明後日と迫る出発になんとか間に合いそう。今になっても、「世界を知りたい」気持ちは失せていない。一人でお遍路さんをしても、歩く時は二人、つまり空海・弘法大師と一緒である、というように、私も一人で旅しても、何をしても、そばにはいつも主が一緒にいらっしゃるし、夫も(ついでに)そばにいると知っている。人生はどの宗教にも無神論にもかかわらず、遍路そのものである。同行二人(どうぎょうににん)とはなんと素晴らしい言葉であろう。


兄の誕生日プレゼントのT-rexに脅かされる孫#️10:この恐竜は恐ろしげな雄叫び、黄色い目が光ったりする。おもちゃでよかった!
あなたにもやがてそう時を経ず、「恐竜期」がやってくるのね。







ありえる

2024-07-24 | 日記



夕飯は娘が作ったので、その後片付けをしに階下へ降りていくと、階段の下には、誰かの馬が止まっている。5歳の孫息子が、階下で本を読んでいると、今やプレイルームと化したロフトから、15ヶ月の弟孫が嬌声をあげて母親と遊んでいるのを聞きつけ、急いで馬を駆ってきたらしい。遊ぶのが仕事の孫たちだから、勤勉になるのはよいことだ。そしてキッチンへ行くと、そこには凄惨な事態が広がっていた。   

 
 
紐はついているけれど、ほぼ放し飼いのT-rex(ティラノサウルス)が、なにかやらかしたのではないか?と思え、怪しい右手と左手が床に転がっている。あの第一作のジュラシックパークでお手洗いに逃げ込んだ人、かもしれない、ありえそうだ、と訝しんでいると、階上から、グランマァ!が聞こえた。お風呂、それも私のマスターベッドルームにあるバスルームのバスタブで、という要請。はい、はい。

 
バブルバス剤と「旅の宿」今晩は「登別」を選んで楽しむ5歳、
と別のバスルームで赤ちゃんバスを楽しむ15ヶ月児

今朝沖縄に無事到着と次男から連絡。すでに次男家族大好物の豚骨ラーメンを楽しみ、沖縄美ら海水族館がとても気に入ったとのこと。特に子供たちは、水族館ショップが「世界中で一番好きなお店」と大のお気に入り。息子は沖縄に着いてすぐ中国人と日本人の違いがはっきりわかったそうだ。

息子曰く:It's such a big contrast between the Chinese and Japanese people.  The Japanese are so much more friendly and courteous. (中国人と日本人の間には大きな違いがあるね。日本人は中国人よりもずっとフレンドリーで礼儀正しいです。)

 ありえることだ。我が家のジュラシック・パーク事件よりも、確かなこと。 












この頃

2024-07-21 | 日記
オレンジ郡ラグナビーチ:涼しい!


この1、2ヶ月加州内外の小さな旅をいくつかして、40度C以上の日が長く続くセントラルヴァレーを抜け出していた。その合間に、夫の「仮住まい」、またの呼称「この世の衣保管所」へ行っては、夫と「話」をしている。旅立ちから一周年の7月16日にすれすれ間に合って、ようやく墓碑も設置された。よかった。この市営墓地は経営の仕方に問題があり、ニュースになり、墓碑はもうほぼ9ヶ月前に墓地管理事務所に納入されていたにもかかわらず、一年かかった。しかしながら、墓地自体はいつも丁寧に手入れされている。

娘たちや息子たちもそれぞれひとりで、あるいは子供たちをつれてたびたび花を携えて墓参している。5歳になる子は、墓碑を見て、「おじいちゃんはここにはいないんだ。実際(=actually 最近この子はこの言葉を頻繁に使うようになった)には僕たちのすぐそばにいつもいるんだよ。」と言った。あの最後の夜、おやすみなさいをしてからも、ずっと夫の手を握っていたこの子は「わかる」のだろう。

先日のある朝早く花を抱えて訪うと、初めて墓碑が設置されているのを見た私は、やはり涙が溢れた。命日には教会のことをまず朝一番に行い、改めて新しい花を持ってお墓参りをした。墓地は我が家から3マイル少しのところにあるので、そこを通りかかる時には、いつも「元気?これからXXXへ行ってくるわね。」などと話しかけるのが新しい癖である。

私の半身半心を一緒に夫が持って行ったかのように感じる時があるが、それでも、毎日起床する時は、今日はあれをして、これをして、と思えるのは、嬉しい。17歳でイエス・キリストの福音に帰依したことを今更ながら、このために備えてのことだったと実感する。そこから湧く希望の力はとてつもなく大きく、日々を有意義に過ごすための原動力である。

世は夏休みで子供たちも夫や私のしてきた家族バケイションにならって、毎年あちらこちらへ。
長男一家はフロリダへ飛び、長女一家は、今年はいろいろ小旅行をしてきたが、11月に第三子(#11の孫)が生まれる予定なので、夏はのんびりと過ごす。次女も来年早々第三子(孫#12)が生まれる予定。今年は親子四人でアラスカ・クルーズを計画していたが、彼女の体調を鑑みて、また15ヶ月児を連れてのクルーズは大変過ぎると、在宅し、夫と長男5歳が、アラスカに行く。


初レストランデビュー(孫#10:お行儀よくまた騒ぎもせずにいたのには、皆驚いた。

次男は、スェーデンから上海へ飛び、今は上海ディズニーランド訪問中。8歳と5歳の子供たちは、昨年はアナハイムのディズニーランドをいとこたちと連れ立って楽しみ、この春にはフランスのディズニーランドも訪問した。ディズニーランド好きは息子ゆずり。世界中のディズニーランドを経験した息子曰く、日本の二つの施設が一番良い、と言う。中国の後は、24日からしばらく宮古島を楽しむそうだ。一方マサチューセッツ州の三男一家は、アイダホ州にある山荘でゆっくりと休暇を過ごす。


 
休暇前に、「おとうさんのオフィスへ行く日」があり、次男は5歳の息子と出勤。ランチを済ませたら日課のお昼寝をオフィスの片隅で取る。



私は長姉と秋の日本行きの打ち合わせと避暑に、また北上する。日本では温泉旅行もするが、その山のてっぺんにあるホテルの客室には内風呂温泉がある。温泉は、小学生の時家族旅行で行って以来だ。温泉エキスパウダーなどがアメリカで人気があり、常々本物の温泉につかりたいと願ってきた。死ぬまで生きると決めた私の心身の湯治である。

楽しみ!