ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

偉大な作家に学ぶ

2021-11-30 | 人間性

Steinbeck House, Salinas, California

 

 

 

あなたは自分が好きですか? かつて、エドという名前の私の友人が私に言いました、「非常に長い間、私は自分自身が好きではなかったんです」。それは自己憐憫ではなく、単に不幸な事実として言われました。 「その時は、非常に困難な時期でした」と彼は言いました。「そして、心の痛むことでした。私はいくつかの理由で自分自身が好きではありませんでした。ある理由は、根拠が確実にあり、その他は純粋に妄想的です。私はそう言う理由について思い返すのが嫌だったものです。」と語りました。

「すると徐々に」と彼は言いました。「多くの人々が私を好きであることに、わたしは驚きと喜びをもって発見しました。そして、彼らが私を好きになれるのなら、なぜ私は自分を好きになれないのだろうと思いました。その答えがすぐに見つからなかったのですが、そのうちゆっくりと自分を好きになるようになりました。それで大丈夫でした。」これは、自己愛、その悪い意味ではなく、自己認識で語られたことです。エドは文字通り、人々に好まれていたので、「エド」という人をそのまま受け入れ、人々が好きになることを学んだということを意味しました。それは彼に大きな強みを与えました。

ほとんどの人は自分自身をまったく好きではありません。そう言う人々は自分自身を信用せず、偽りの仮面や尊大さを装うのです。彼らは喧嘩し、自慢し、ふりをし、自分が好きではないので嫉妬します。 しかし、ほとんどの場合、彼らは本当の好みを形成するのに十分なほど自分自身をよく知らないのです。そして、私たちは自動的に見知らぬ人を恐れて嫌うことがあるように、見知らぬ自分自身をも恐れて嫌うのです。

エドが自分を好きになることができると、彼は自己軽蔑の秘密の牢屋から解放されました。 私たち全員がそうなることを願っています。 少しでも自分を好きになることができれば、残酷さや怒りが消えてしまうかもしれません。 たぶん、自我という顎を沈ませずに水上に身を保つだけにすれば、お互いを傷つける必要はないでしょう。 

—ジョン・スタインベック

 

Photo by Hulton Archive/Getty Images)

ジョン・スタインベック (1902 – 1968) 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の弁護士

2021-11-27 | 信ずること

Lady Justice, ユースティティア

 

 

 

 

「まともな」人生と感じられた生涯を送った後、地球上でのある男の時間は終わった。その後、彼が最初に覚えているのは、裁判所のようだと思えた場所の待合室のベンチに座っていたことである。ドアが開いて、彼はその部屋に入り、被告席テーブルのそばに座るように指示された。周りを見回すと、「検察官」が見えた。「検察官」は彼をじっと見つめながら、唸り声を上げた悪意のある男だった。あの男は間違いなく彼が今まで見た中で最も邪悪な者だった。

席に腰を下ろして左を見ると、その外見がとても馴染みのある親切で優しい見た目の弁護人がそのある男のために座っていて、男は彼を知っていると感じた。

角のドアが開いて、裁判官がひらひらと流れるようなローブを着て現れた。彼が部屋を横切って席へ行こうとしたとき、素晴らしい存在感を示していた。その男は彼から目を離すことができなかった。ベンチの後ろに座ったとき、裁判官は「始めましょう」と言った。

検察官は立ち上がって、「私の名前はサタンです。この男が地獄に属している理由をお見せするためにここにいます」と言った。

検察官はその男が生きている時に言った嘘、盗んだこと、過去に彼が他人をだましたときのことなどを話し始めた。サタンは、かつてこの男の人生にあったその他の恐ろしい倒錯やこじつけやらについて話した。そして彼が話すほどに、男は自分の席の下に沈みこむような気持ちだった。サタンがとうのその男本人でさえ完全に忘れていた罪について語り、男はあまりの恥ずかしさでたまらなくなり、彼自身の弁護士をさえ見ることができなかった。

サタンは滔々とこれらすべてのことを語っていたのに、そばに静かに落ち着いて座っていた男の弁護士にさえ、なにもサタンに返す言葉がないのかと動揺した男だった。自分はそれらのことで罪を犯したことを知っているが、人生でいくつかの良いこともしてきたのだ–それは男がした害の少なくとも一部を補うに匹敵することなのではなかったのか?と男は感じた。

サタンは怒りをもって終わり、「この男は地獄に属しています。彼は私が起訴したすべての罪を犯しており、他の方法で証明できる人はいない」と言った。

男の弁護士が自分の番になると、まず最初に裁判官の前に近づいていいかどうか尋ねた。裁判官はサタンの強い異議があるだろうことを理由に弁護士に許可を出し、彼に前に出るように手招きした。彼が立ち上がって歩き始めたとき、男はこの弁護人の完全な素晴らしさと威厳を見ることができた。そして彼がなぜそんなに親しみやすいように見えるのかを理解した。これはその男の主、そして救い主であるイエスだった。

彼はベンチに立ち寄り、裁判官に「こんにちは、父上」とそっと言った。それから彼は法廷で演説した。 「サタンはこの男が罪を犯したと言ったのは正しかったです。私はこれらの主張を否定するつもりはありません。そして、そうです、それらの罪の報いは死であり、この人は罰せられるに値します。」

イエスは深呼吸をして、腕を伸ばして父の方を向いて、続けた。「しかし、この人が永遠の命を得ることができるように、私は十字架で死にました。彼は私を救い主として受け入れたので、彼は私のものです」と宣言した。

この男の主は続けた。「彼の名前はいのちの書に書かれており、だれも私から彼を奪うことはできません。サタンはまだ理解していません。この男は正義の結果を与えられるべきではなく、むしろ慈悲を与えられるべきです。」

イエスが腰を下ろすと、しばし静かに言葉を止め、父を見て言った、「他に何もする必要はありません。私はそれをすべてやりました。」

裁判官は彼の強大な手を持ち上げ、槌を机上に叩きつけた。彼の唇から次の言葉が鳴り響いた…「この男は自由です。彼の罰はすでに全額支払われています。訴訟は却下されました。」

主がその男に次になにをするのか手順を教えてくれたとき、サタンが「わたしはあきらるものか、次の人のケースに勝つだろう」と怒鳴り声を上げているのが聞こえた。

その男はイエスに、次にどこへ行くべきかを教えてくれたので、「あなたは裁判で負けたことがありますか?」と尋ねた。

キリストは愛情を込めて微笑んで言った、「わたしのところに来て、わたしに彼らを代表するように頼んだ人は皆、あなたと同じ評決を受けました。 『全額支払われた』と。」

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かくれんぼ

2021-11-25 | 自然の中で

earthporm.com

本物はどこ?

 

 

 

 

自然環境に隠れている動物の写真20枚。 肉眼ではほとんど見えないものもある。写真の下に何が隠れているかヒントを添えてあるが、ユキヒョウはなかなかのチャレンジである。感謝祭の食事を作りながら、見つけようとしているうちに、明日になりそうな雰囲気なので、ここは皆様にお願いしよう。うちのハスキー、ブーは、こう言う時、頼りになるかと期待しているが。。

 

         リス

ナキウサギ

サル

森の賢者、フクロウ

   

ユキヒョウ

なかなかタフなかくれんぼである。 

     

ストーン・ヒラメ(石は・ひらめ)

     

ひょう

チータの赤ちゃん

コヨーテ

           

樺太雷鳥

 

アクシス鹿            

 

インパラ

          

キリン

          オオタチヨタカ

     

オオワシミミズク

   

シカ 

ハリネズミは、特に隠れようとはしていないが、ご愛敬で参加。

 

ゲスト出演。

ビッグフットグローバルLLCによって提供されたビデオからのこの静止フレーム画像は、2008年にジョージア州北部の森林の非公開エリアでビッグフットまたはサスカッチの生き物である。 これはNBC局で放送された。

nbcnews.com

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しいチャプター

2021-11-23 | 家族

 

 

 

 

納得できる - ままちゃんのアメリカからの続き

 

 

 

フリーウェイを使わず、「裏道」を使って、マリポサ郡へ夫と共に我が家から向かう。昨今珍しい雨量でやってきた先日の雨とその後の連日の霧で湿り気を帯びた丘陵地帯はきれいな明るい緑で、この裏道をひたすら走ること1時間半。森林地帯に入り、カリフォルニアゴールドラッシュの19世紀なかばに開けた山間の小さな町に着いた。そこに1854年に建造されたカリフォルニア州最古、ミシシッピ河以西でも最古の実際に使用されている裁判所がある。リンカーン大統領が就任した1861年より7年早くここマリポサにできた木製で白く塗られた裁判所だ。法廷は二階にある。その狭い階段を昇って法廷に入ると、すでに法衣の裁判官が迎えてくれた。

法廷の真ん中には大きな薪ストーブが備え付けられ、これからの季節、法廷のある時は薪が焚かれ、その熱は法廷内と小さめな各オフィスへパイプによって送風される。

私たちが着席すると裁判官は「みなさんはここに、離婚の申し立てでもなければ、訴訟のためでもなく、また事件を起こしたわけでもなく、裁判官にとっては本当に一番好きな式のためにお集まりくださいました。新しい弁護士の宣誓式です。」と始めたのだった。

裁判官は末娘の夫を前に呼び、宣誓の儀式を厳かに始めた。そして、おめでとうの言葉を持って、宣誓式は終了した。裁判官はもちろんマリポサ郡に住居を構えているわけではなく、近隣の郡からここの法廷へ詰める。だから、大抵は立て続けの法務があり、この日特別に時間を割いてくれたわけである。

 

 

宣誓式の後、裁判官も両家も子供・孫たちもにこやかに談笑しながら、法廷内の歴史ある写真や下の階にある古い金庫をのぞいたり、一種の博物館的な面もある裁判所を見学した。この裁判所を選んだのは、彼の父親がちょくちょくこの郡の公選弁護人として働き、その歴史からとても気に入っているのでここで、と提案したのだった。そしてその日167年の歴史ある場所で新しい弁護士が誕生した。

 

早速親子3人で記念写真。

ダダとお揃いのネクタイで。

 

こうして末娘家族の新しいチャプターが始まった。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くだけたお気に入りの皿

2021-11-20 | 家族

 

 

 

Goodnewsオンラインからの小さな小さな記事:

数週間前、サリーは誤って下の写真のような皿を落としてしまい、それは無数の破片に砕かれ、床に飛び散った。 彼女はそれを約40年間持っていて、何年にもわたって自分の子供たちのためにたくさんの料理を調理してきたのだった。控えめに言ってもまさに壊滅的なことだった。

すると10月20日、彼女は息子のデミアンがドアを開けて小包を受け取ったのを聞いた。 デミアンはそれを開いて誇らしげにサリーに手渡した。これを彼は自分の貯金で買った(彼は障害者支援年金に加入している)と言い、あの皿が砕け散ったことにどれほどサリーが動揺したのか知り、それならば母親を驚かせたいと思い、eBayで探し、買ったのだった。

もちろん、母親のサリーはとても感情的になって感激したことだった。なんて素晴らしい、思いやりのある愛すべき人間だろうか、とサリーは喜んだ。(写真右はサリーの愛すべき息子)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする