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”私の聞えることがあなたは聞こえますか?”
ある調査によれば、ほとんどすべてのアメリカ合衆国のキリスト教徒(96%)はクリスマスを祝うと言っている。勿論それは大きな驚きではない。しかし、2013年当時のピュー・リサーチセンターの調査では、合衆国の非キリスト教徒の81%がクリスマスを祝っており、アメリカ社会でのこの宗教的休日を幅広く受け入れ、あるいは避けられないことであるのを証明している。
ここで言う非キリスト教徒とは多様なグループであり、キリスト教以外の別の宗教を信仰するアメリカ人や宗教に無縁な無神論者、不可知論者、自分自身を宗教が「特に何もない」と表明する人々などである。そのうちの87%がクリスマスを祝う。
2012年のピュー・リサーチセンターの調査では、アジア系アメリカ人仏教徒の76%、ヒンズー教徒の73%がクリスマスを祝っている。さらに、ユダヤ系アメリカ人に関する調査では、2012年その約3分の1(32%)が自宅にクリスマスツリーを置く、と答えている。一方あるニュース報道によれば、一部の合衆国在住のイスラム教徒はクリスマスの宗教的側面と文化的側面の両方を祝う、とある。
つまりクリスチャンだろうがなかろうが、どちらもクリスマスを祝う。ただし、それぞれのこの宗教的休日に対する見解は異なっている。クリスチャンの65%は、クリスマスは宗教的な祝日として重要で、ほとんどの非クリスチャンは、この日を宗教的行事よりも「文化的な」イベントだと考えている。
下の写真は、2018年12月のイランのテヘランでのものである。信じがたいが、イランの元大統領マフムード・アフマディネジャド氏がテヘランのクリスマス商品に溢れる店頭で今や写真を撮らんとしているところである。この元大統領が,かつてはジョージ・W・ブッシュ大統領、バラク・オバマ大統領、その他の世界の指導者たちと丁々発止の対立をしていたのを覚えていらっしゃるだろうか。その彼は昨年のフェイスブック上で、英語でクリスマスの平和と繁栄を願ったのである。
en.radiofarda.com/Kimia Nik(ISNA)
皆さまへ、メリークリスマス、そして新年おめでとうございますとお伝えいたします。 2019年が、すべての皆様の幸福、繁栄、平和に満ちていますように。 イエスは皆を愛したまい、私たちが皆を愛することをお望みになりました。 神のご加護を
【そしてビデオでこのように元大統領はメッセージを伝えているのである。】
イエス・キリストを偉大な道徳教師として認める、クリスチャンではない人がたくさんいても、神の御子として、また救い主とは信じてはいないのは事実である。例えば、回教徒は、イエスを預言者の一人として扱っている。伝統的にユダヤ教ではマラキの後に預言者はいず、そして「救い主」は未だ誕生していない。すなわち、そういう人々はごくごく世俗的にクリスマスを楽しんでいると言えようか。キリスト教に興味がなく、いかなる宗教にも固執しないと言う人々は、日本でも、クリスマス・ライトを家の内外に飾り、居間にクリスマス・ツリーを立てる。そしてクリスマスの日には贈り物を交換し、クリスチャンとほぼ同じくらい12月25日を楽しみにしている。世俗的なクリスマスを祝う人々は、日本では、特に愛する人との特別な時間への期待に満ちており、世代を超えて家族に受け継がれているかもしれず、それなりに一種の伝統として年に一度のクリスマスに参加している。
ほとんど世界中が祝う日というのは、おそらくクリスマス以外にはないかもしれない。花祭りを仏教徒以外の人々は世界的規模で祝おうとはしない。そう考えると、つまり万人が祝うのがクリスマスということ、如何にキリストの名が本質はともかく知られているかということだ。それはそれでなんだか面映ゆく、且つ微笑んでしまうのは、私が只単純であるからだけだろうか。
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12月8日のクリスマス・キャンペイン・チャレンジ:今日、励ましを必要としていると思われる友達や愛する人に、すてきな言葉や聖句を分かち合ってみよう。