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PHS端末子機化で通信環境復旧&整備<後編>

2010-12-11 16:02:55 | 戯言
さて、第一次通信環境整備事業の仕上である。



中編で行った作業は、既存の親機へPHS端末の登録であるが、予備機を探しているとPanaのコードレス機以外にもシャープやNTTからも同様にPHS子機を収用できる電話機が存在することが分かった。
が、気になる機器の情報を得て、次なる欲求が出てきたのだ。
それは、NECから過去に販売されたワイヤレスモデムである。このモデムが親機(ステーション)となって、機器間をPHSで繋ぐという逸品で、調べると間違いなくPHS端末の収用できるのだ。

その機種は「Aterm WM56」・・・

事務所のPanaのコードレス親機が、自営3版のホームステーション部類なのに対し、このWM56は自営2版のオフィスステーションを収用するというところがミソである。
実は、隣接する自宅の電話機も新しくは無く、また子機が一台なので何かと不便であったから、使い心地の良いPHS子機環境を事務所と同じようにPanaやシャープやNTTの親機を入手して、構築しようと考えていたのだ。
しかし、親機はともかく、子機となるPHS端末は中編で書いたように結構な金額となる。複数台を入手するのは短期間では予算的に厳しい。
であるならば、今回、予算オーバーで入手したPaldio 631Sを使い倒すために、1台2役で使えばコストパフォーマンスも良いだろうと結論付けた。

つまり、下記のような構成とするわけだ・・・

事務所の親機:Panasonic VE-PV01L
入手のPHS:NTT-docomo Paldio 631S(自営"3版"カテゴリ)┓
                            ┃
入手のPHS:NTT-docomo Paldio 631S(自営"2版"カテゴリ)┛
新設の親機:NEC Aterm WM56

そう。Paldio 631Sに、それぞれのモードを設定して、切り換えて共用しちゃう作戦だ。

実はこの「Aterm WM56」は結構お安く入手できた上に、同梱品は恐らくフルセットで販売店用のマニュアルまで入っていたおかげで、PCからATコマンドでの設定を考えていたが、直接モデムを使って設定できる簡易登録モードの存在を知り設定できた。



ちょいと手古摺ったのは、Paldio 631Sはオフィスステーションを3つ登録できるのだが、既に設定されている内線番号の消去方法が分からず、別のOSモードの選択方法を探さなければならなかった点だ。

結果は、考えた通りで、ネット上で読んだ、各規格は互換性が無い"らしい"という点。互換性が無いって事は、逆に考えれば共存しても相互干渉も無いだろう~というわけで、、、前述の構成で設定ができ、つい先ほど実際に使用してみたが全く問題なく使用することが出来た。

ま 贅沢な望みだが、PHS端末のデュアルモードが内線でも利用できれば、いちいち手動でモードを変えなくても良いのだが、あくまで公衆回線とそれ以外という意味のデュアルモードであるらしい。

これにより、自宅用のPHS端末を1台入手すれば、必要時に事務所の子機がちょいちょいとモードを変更するだけで増設できるというわけである。


こうして、我家&事務所の第一次通信環境整備事業は完成し、予算が付き次第、拡充計画を推進していきたい。(^^)




PHS端末子機化で通信環境復旧&整備<中編>

2010-12-09 12:20:49 | 戯言
先ずは、友人・知人のつてを頼ってお声かけするが、さすがにケータイ全盛の時代、今でも使用できるPHS端末を持っている人はTDLで迷子になった子供を捜すようなものである。

見つかって動作するようなら連絡ちょうだい。という事にて、不便さの解消は急務と言うことで、電池が逝ってしまった611Sの電池復活や代替え品を探すこととした。

しかし、一度逝った電池の復活は諦めた方が良いという無情な情報に埋もれテンションは下がる。一縷の望みで仕事上でお付き合いのある方に相談するも、良い返事は得られず。
っと、ここへメールで聞いていた人から一報が入る!
どうやら、多少電圧・電流は差があるものの微少なので、自己責任でPanaのPHS用電池なら新品が手配できるのでどうか?
という事になった。

しかし、電池の価格も安くないので、最後の保険とし、とりあえず保留とした。
この場合、コネクタの形状が違うので、今の電池のコネクタとの交換作業が必要となる。

保険が見つかったので、ダメ元のジャンク品を探し再びオークションの世界へGo!

何とか動きそうな感触を持てる端末を見つけたが、やはり競った影響で予算オーバーで入手に至った。(正直、落として"しまった"という感じである^^;)
ムムム・・・愚かなことをしたと反省しきりだが、使い倒してやる!と覚悟した(^^;;;
ちなみに代替え電池は業者間仕切で4500円。

が、入手した端末は電池が劣化し膨らんでおり、良い状態とは言えない。将来の不安は拭えないので、まともな予備機は継続して探していく。(これが、後編へのプロローグともなるのだが・・・)

今回揃った通信機器は・・・
既設の親機:Panasonic VE-PV01L
入手のPHS:NTT-docomo Paldio 631S(自営3版カテゴリ)

PHSを子機として登録するには、販売店用という設定マニュアルが存在することをリサーチし、入手しておいたが、実際はネット上の先達方の情報が役にたった。

それは当然といえば当然だが、Panaの親機へPanaのPHSを設定するフローなので、同じ規格と言え、動作保証していないメーカーの操作マニュアルは記されていないのだ。が、ネットの情報で動作確認がとれている事から、PHS端末のボタン操作は同じ意味や機能のボタンに置き換えて操作することで、いとも簡単に子機登録は完了した。

・・・使用感

はっきり言って。
超満足である。かかった費用と時間は勉強代とすれば、十分満足のいくものであると言える。

通話品質はPHSそのもの。壊れた子機のスピーカーが不調だった事もあり、品質は明らかに改善されて○。
そして、子機が小さく軽い◎
ケータイ用のハンズフリーが使えるから、手ぶら電話も可能○
前の子機では試したことが無かったが、PHS電波が飛ぶ飛ぶ!
隣接の建物の裏側まで行っても、通話が可能で、ノイズも乗らない◎

ご機嫌である。

そうだよなぁ~ 買えば新品時数万円するPHS端末。
新規格(2.4Ghz)の安っぽい子機より良いはずだよな~

って、事は・・・・・・これが通信環境整備へのトリガーとなった。


<後編へ続く予定・・・>

PHS端末子機化で通信環境復旧&整備<上編>

2010-12-08 14:37:52 | 戯言
事務所(仕事部屋)の電話子機が2週間ほど前に壊れた。

「ま 子機なんて無くても良いか」 なんて思っていたが、実に都合が悪い。
手狭な事務所では親機は手元に置いていないので、電話のたびに机を離れるのが面倒くさいのだ。

そもそも、5年ほど前にオークションで買った電話機で、旧デジタル規格の電話機なので子機など新品を売っていない。
売っている当時から、子機だけ単品購入すると2万もする、理不尽な代物。

で、オークションで同じ電話機の中古を探していて、この親機が優れものであることに気付いてしまったのだ!

なんと、この規格のデジタルコードレスは、今ではウイルコムだけになってしまった位、姿を消したPHS端末が登録できるというではないか!? もともと中古で取説無しで入手したので、機能を殆ど知らなかったのだ(^^;;;

普段から携帯を使い慣れると、子機の大きさは無用に大きいと感じていたので、PHSが子機になるなら至極良い感じだという事は容易に想像がつく。
そこで、我家に転がっているだろうPHS端末を探すと・・・難なく無事に見つかる(^0^)

が、しかし! 我家に転がっていたPaldio611Sは、過放電となっているようで充電も出来なかったのだ(T0T)

オークションを探すも、まともなPHSは結構な値段を付けている。
同じ事を考えている人が居るのだろうか~

確かに考えてみれば、今でもある程度の企業、そして病院やお役所では構内PHSが現役である。
音声もクリアで、電池の持ちも良く、子機間通話も可能なのだから優れものであるわけだ。

と、いうわけで半ジャンク品でも、何でもPHS端末探しの日々がスタートした。

<中編へ続く予定・・・>