『ぺ』(by谷川俊太郎)、読了。
全23話収録の短編集。
詩や童話や翻訳で楽しませてもらってる谷川作品に小説があったと先日知った。
それもショートショートなら読みやすかろうと図書館で借りた。
玉砕した。
一言でいえば、実に「詩人らしい小説」である。
独特の言い回しが、良くも悪くも印象づけられる。
ややもすると、小説というより散文詩と見なした方が良い作品も少なくない。
そして全体的に、悲壮感が著しい。
未来が絶望に染まっている。
人類も地球も滅びかけ、または滅びた後だ
ところで、表題作はひらがなの『ぺ』か。それともカタカナの『ペ』か、どっちだろう。
当記事では、ひらがなを掲げたが……。
それでは。また次回。