『アルキメデスは手を汚さない』(by小峰元)、読了。
1971年作。
図書館で借りたのは復刻版。
小峰元という名前は、例によって『コナン』関連で知った。
いつか書店で見かけたら読もうと思っていたが、
まさか既に鬼籍に入られていたとは。
舞台は高校。
謎めいた人死にや失踪が、やがて時刻表トリックなどから解かれていく本格路線。
この物語を読む際には、書かれた時代を踏まえる必要があるだろう。
当時はまさに、学生運動の終期。
東大の試験が中止されたり、連合赤軍が跳梁跋扈したりした
(という事を調べて確認)……頃の
高校生らが、抱えきれない衝動から引き起こした一連の事件。
なので、彼らの考えは現代と比べて、
良くも悪くも真っ直ぐで、だからこそ危うい。
性行為や中絶を男女ともに割り切って考えてたり、
昼の弁当を売買してたりするのは、今にも通じる物があるかもしれない。
それでは。また次回。
1971年作。
図書館で借りたのは復刻版。
小峰元という名前は、例によって『コナン』関連で知った。
いつか書店で見かけたら読もうと思っていたが、
まさか既に鬼籍に入られていたとは。
舞台は高校。
謎めいた人死にや失踪が、やがて時刻表トリックなどから解かれていく本格路線。
この物語を読む際には、書かれた時代を踏まえる必要があるだろう。
当時はまさに、学生運動の終期。
東大の試験が中止されたり、連合赤軍が跳梁跋扈したりした
(という事を調べて確認)……頃の
高校生らが、抱えきれない衝動から引き起こした一連の事件。
なので、彼らの考えは現代と比べて、
良くも悪くも真っ直ぐで、だからこそ危うい。
性行為や中絶を男女ともに割り切って考えてたり、
昼の弁当を売買してたりするのは、今にも通じる物があるかもしれない。
それでは。また次回。