映画『名も無き世界のエンドロール』を劇場へ見に行く。
予告編とチラシ以外、下調べは全くせずに突撃。
全体的な印象を振り返ると、シリアス度の高い『イニシエーション・ラブ』といった趣。
キャッチコピーに「どんでん返しがあります」の旨があったため、身構えて見てしまったのが、今思うと勿体ない。
一見、単純な恋愛ものと思わせて実は……の二段底の構造を見破れる人は多いだろう。
早ければ「犬を轢いた」の時点で。
ただし、その一番大きい意外性には気づけても、他の細かい部分を全部予想するのは難しいんじゃないかと。
撒かれまくった伏線が丁寧に回収されていくのは、個人的に心地いい。
クライマックスで描かれる、「忘れられるのが怖い」と語った彼女の思いを酌んだ、あの報復は、ネットの普及した今の時代だから映える手段。
この映画を(上映予定通り)クリスマスの混雑の中で見れたら、もっと興奮できたただろう。
ところでこの映画を見た後、無性にナポリタンスパゲティを食べたくなって。
以前行きつけだった、けれどコロナで遠退いてた店へ、思いきって久しぶりに出向き、トッピング無し、粉チーズ&タバスコ多めで注文。
いい思い出が増えました。
それでは。また次回。