好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

異世界探索SFの祖。

2024-03-29 | 物語全般
『猿の惑星』(byピエール・ブール)、読了。

1963年初出。
1968年作の映画(と、そのオチの場面)があまりにも有名な作品の原作小説。

映画版は何作も続いているシリーズもののため敬遠していたが、小説なら読みやすいと思って手に取った。

そんな私だから、映画と小説の比較は基本的にできないが、「映画版のオチの場面は、小説版にはない」という点は挙げておこう。

以下、小説版の感想。
全体的に展開が早くテンポが良く、読んでいて飽きさせない。
宇宙旅行者が星の海から拾い上げたボトルメールに記された物語。

異星に着陸!→
野蛮な住人に襲われる!→
服を着た猿たちに捕まる!→
生態実験を繰り返される!→
自我と意志のある事を証明する!→
猿たちと意志疎通!→
演説で世論を味方に!

……ここから先もどんどんハイスピードで、話は終幕まで盛り上がり続ける。

かつて通し読みした『ガリバー旅行記』を思い出させる雰囲気だった。

それでは。また次回。

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