『猿の惑星』(byピエール・ブール)、読了。
1963年初出。
1968年作の映画(と、そのオチの場面)があまりにも有名な作品の原作小説。
映画版は何作も続いているシリーズもののため敬遠していたが、小説なら読みやすいと思って手に取った。
そんな私だから、映画と小説の比較は基本的にできないが、「映画版のオチの場面は、小説版にはない」という点は挙げておこう。
以下、小説版の感想。
全体的に展開が早くテンポが良く、読んでいて飽きさせない。
宇宙旅行者が星の海から拾い上げたボトルメールに記された物語。
異星に着陸!→
野蛮な住人に襲われる!→
服を着た猿たちに捕まる!→
生態実験を繰り返される!→
自我と意志のある事を証明する!→
猿たちと意志疎通!→
演説で世論を味方に!
……ここから先もどんどんハイスピードで、話は終幕まで盛り上がり続ける。
かつて通し読みした『ガリバー旅行記』を思い出させる雰囲気だった。
それでは。また次回。