『ルビンの壺が割れた』(by宿野かほる)、読了。
発売当時、書店の平積みで、尋常じゃない勢いで宣伝されてたのを覚えている。
それを先日、図書館で何気なく借りた。
文庫じゃないのに意外に薄い。
パラパラめくると字も多くない。
その際、指が滑って、最終ページが一瞬見えて、少しだけ嫌な予感をおぼえながら、気を取り直して読み進めた。
読み終えて、ネタバレ厳禁と宣伝されてた理由を察した。
ネタバレするほど驚く内容、入ってないから。
ネット上での男女の話だから、最低でも、一人二役とか実は同一人物とか、ネットならではのトリックがあると思ったが何もナシ。
こういう設定と展開とオチなら、普通に文通で良くないか。
2017年の作中で、50代の個人がスマホでなくPCのフェイスブックのメッセージで長文を延々とやり取りしてる事そのものが不自然。
と言いますか、もし自分の所にあんな異様な連絡来たら即ブロックですわな。
まさか、あんな強調文字で相手を挑発するなんて絶対ないわ。ない。
体調不良でも読み通せる本という意味で、いい時間潰しと記事のネタになりました。
それでは。また次回。