好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

事件186『柔は謎を制す』(第62巻)考察。

2013-06-02 | 『名探偵コナン』原作考察
犯人が被害者を誘導して、アリバイを作るトリックは世に多いが、今回の事件は少々変則。
被害者が自ら、犯人のアリバイ作りに協力しているという構図は興味深い。

が、その割には、この事件には強い既視感がある。


以前、別の場でも書いたが、『弁護士妃英理の証言』
――既出の事件と酷似しているのがその理由だ

(破線内の以下、当ブログ記事より転載)
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1.英理が出てくるエピソードである。
2.格闘家が出てくるエピソードである。(被害者と犯人の違いはあるが)
3.コナン達が英理の所を訪れた時点で事件が発生する。
4.英理たち自身が犯人の無実を示す証人である。
5.というか英理、事件当日の時刻を片っ端から覚えまくり。
6.実は犯人、その英理たちを陥れるために作戦を張りまくり。
7.コナン、その作戦を早々に見抜いて活躍。
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しかも、『妃英理~』での犯人は英理を証人に仕立てる事にメリットがあったが、
今回の犯人は意味をあまり感じられない。
実際、英理は最初から、犯人をかばうつもりもなく疑っているのだ。

もっと注意力の低い友人を利用するべきだったろうに。
犯人は自ら逮捕されたかったのか、
それとも英理しか友人がいないのか。謎である。

それでは。また次回。
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