▶今日からはベルリンの美術館巡りです。
❤ ベルリン、ボーデ博物館(美術館・博物館⑥)
▶まずはボーデ博物館へ。
◆2022年9月10日(土曜日)
朝食は7時半にホテルのロビーで待ち合わせて、駅の売店を回りました。この旅行中は啓子さんに一緒の食事や交通関係の支払をしてもらう共有会計の担当をお願いしてありました。啓子さんはちゃんと買い物袋を持ってきて準備万端。私はそんなに大きな袋が必要かなと一瞬思ったのでしたが、3人分のパンを買い、ヨーグルトを買いたいというのでREWEにも回り、結局果物も買って買い物袋は一杯に。三津夫は「そんなに食べられるのか?」という顔でしたが重たくなった買い物袋は持ってくれました。部屋は狭くてトランクを広げるのもギリギリの状態だったため一緒に食べるスペースは皆無。お互いに自分たちの食料を持って帰り、8時半出発ということで別れました。
今日はボーデ博物館(写真トップ、美術館・博物館⑥)を初めとしていくつかの場所を回るため、駅のチケット売り場で地下鉄・バス・S バーンに乗れる一日チケットを買いました。このボーデ博物館に行くのは私にとっては8回目となります。却ってその気の緩みから、何番線の S バーンに乗るのだったかチェックするのをすっかり忘れていて慌てました。やはりベルリンやミュンヘンなどの大きな都市では地下鉄や近郊列車の最新路線図を予め入手してチェックしておかないとこんなことになると身に染みました。大荷物がないだけ身も気持ちも楽でしたが、教訓として今後の旅のために心に刻んでおきます。
ボーデ博物館ではジュリアン・シャピュイさんにお目にかかれないかと受付で聞いたところ、出勤していないとのことでしたので、「お大事に」と簡単なメッセージを書いて彼女に渡すと嬉しそうに受け取ってくれました。ミュンヘンのヴェニガーさんには「大分良くなったようですよ。でもまだ仕事はむりなのではないかな」と聞いてはいましたが、まだ体調が整わないのかもしれません。またお目にかかれる日があればと願っています。
今回の新たな発見は、ファイト・シュトースの「幼子キリスト」、ハンス・トーマンの「マリアの死」、ハンス・ラインベルガーの「キリストの降架」「嘆きの群像」などの作品でした。全部一通り回ってリーメンシュナイダー作品にも挨拶してきましたが、以前は一つの部屋にまとめられていた作品たちがあちらこちらの部屋に散らばっていたり、あとから訪ねた絵画館(写真・下 文化フォーラムとも書かれています)にも置かれていたりしたのには驚きました。リーメンシュナイダー作品をまとめて見たい人には少々残念な状態ですね。このボーデ博物館の思い出深いカフェで軽く昼食を取りました。
▶そのあと訪ねた美術館は2館でした。
ボーデ博物館の後は、近くのドイツ歴史博物館までペーター・デルのレリーフを見に歩いて行ったのですが、ここは何と工事中で入れませんでした。またの機会に是非入って見ておきたいレリーフです。
今度は地下鉄に乗って絵画館(美術館・博物館⑦)に向かいました。下車してから地図を頼りに歩いたのですが、3度目の訪問にもかかわらずまったく記憶がなく、大分迷いました。大回りをして中に入るともう足がクタクタ。それでも展示室に入ると三津夫が一番見たがっていたハンス・ムルチャーの祭壇画8枚が真っ先に目に飛び込んできました。美術館・博物館の作品写真は著作権の関係で勝手にブログに載せられないので残念ですが、私たちが5冊の写真集にまとめてきたドイツ後期ゴシックの彫刻家たちのトップバッターなのです。ウルムでキリスト像を始め、たくさんの彫刻を見ましたが、絵画は初めてです。いえ、一度は来ているので見ていたのかもしれませんが、ハンス・ムルチャーという彫刻家でもあり作家でもある偉大な人物への認識がまったくなかったということでしょう。
この館内は大変広く、ボッティチェリ、レンブラント、フェルメールと見応えのある作品が多かったので啓子さんも三津夫も張り切って回っていましたが、私はどうも足が疲れて仕方がなく、一通り見てからベンチで休んでいました。
❤ ベルリンの絵画館(美術館・博物館⑥)
今日はこの美術館巡りでフルに一日かかり、帰りはバスを乗り継いでベルリン中央駅まで戻りました。今回はコンコース内のTOKYOという寿司屋に寄っていくつかあるテーブル席で食事をしました。お寿司はまぁまぁの味でした。ここでは食べ終わってもまだ話し足りずにゆっくり飲みながらお喋りをしてからホテルに戻りました。
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