桜の木

日常のあれこれ
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十五夜の思い出

2015年09月27日 | 大切なひと

中秋の名月🌕
静かな夜に、遠く光る月を見ていると
あの頃の事を思い出す。

私がまだ子どもだった頃、
夜、庭から話し声が聞こえ外に出てみると、庭石に浴衣姿で腰掛け、月を眺める祖母と、その祖母に仲良く寄り添う祖父の姿があった。
私も仲間に入り話していると
またその声に誘われた母たちも続いて外に出てきて…
父はまだ仕事中だったかな〔笑〕

涼やかな虫の声と、みんなの楽しそうな
話し声。家族みんなで、たわいもない話しをした。

何か学校で嫌な事があった日、その孫の様子を感じると、祖母はよく「◯◯ちゃんには、私たちがついているのだから大丈夫だよ。大船に乗ったつもりでいなさい」と、励ましてくれた。
その言葉が、とても嬉しかった。

その祖母も、そして祖父も、もうこの世にはいない。

あの光輝く月から、私たちを見守ってくれているのだろうか。



美しい月を眺める、遠い昔を思い出した。



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