4月が始まった。
今年のカレンダーは、1,2日が土日になっているので週末にある始業式や入学式までの準備に費やせる時間が極端に少ない。
最近思うのだが、4月の授業開始を第2週にできないだろうか。
できれば、もっと余裕をもって子どもたちを迎えることができる。
1年の見通しを考える心の余裕もできる。
それがまずはじめに必要な働き改革だと考える。
教員不足が全国的に広がり、問題になっている。
根本的な解決策は、2つ。
一つは、教員の賃金のアップ。
そして、もう一つは、労働環境の改善である。
その第一歩が年度初めの慌ただしさの解消だと自分は考えるだが。
始業式の日に、学級開きを行う。
そこで、担任の自己紹介ととともに、1年間、どのように時を過ごし、どのような人間になってもらいたいかの方針を担任は示す。
担任の叱る基準を示したり、どんなことに力を尽くし、修了式の日にどんなどのように成長した子どもたちがその席に座っているのかを具体的に語る。
できれば簡単なレクやゲームをして、楽しい雰囲気で終わりたい。
次の日からは、学級の組織づくりにかかる。
1年間の学級経営の根本となる組織をつくる。
最初は教師がイニシアチブをとって組織づくりをしていくが、将来的には自主的に動けるような組織にしておく。
イマージとしては1週間急に担任がおやすみしても、自分たちで学級運営ができる。
朝の会、帰りの会、掃除、給食、自習。
そして、当然だかトラブルも起こる。
トラブルが起きても、それまでに解決方法に則って、自分たちが一応の解決をさせる。
怪我や事故については、当然ながらすぐに学年主任等の先生に相談する。
学習に関しても、自分の場合には学習部という役割をつくり、その教科における準備、手配についてすべてまかせる。
将来的には、子どもたちだけで学習部を中心に授業が進められるようにする。
まあ、11月か12月をイメージしているが。
三日目は、実際に子どもたちの活動をみて、修正や具体性をもたせていく。
給食も始まる頃なので、ルールがうまく機能しているか、決まりを誤解している子はいないかを確認していく。
掃除の仕方も実際に行って、手順等を確認していく。
掃除場所は3週間程度は変更しない。
活動が徹底してない状態で変更を加えるとそれだけで混乱が生じるからだ。
よく黄金の3日間と言われる。
この時期は極めて重要だ。
この3日間は、これを逃すと二度とやってこないからだ。
この3日間だけは子どもたちは、素直に教師の言うことを受け入れる。
指導が入るのだ。
ただし、最近は誤解も生じやすい。
この3日間ですべてを作り上げなくてもいけないと固定概念をもってしまっている教師も多い。
重要な期間ではあるが、全部のことをやろうとすると、無理が出てくる。
要するに詰め込みすぎて、すべてトップダウンで行ってしまい、子どもたちからすべて強制されているという印象を持たれる。
最初にうちは心の中で思っても、口には出さない。
しかし、ゴールデンウイーク開けの頃になると、「先生がすべて決めてしまい、自分たちの意見をきいてくれない」「先生は横暴だ」なんてことをあからさまに言うようになる。
このような状態になると、教師への不信感が高まり、学級運営は困難になってくる。
したがって、黄金の3日間で組織を作り上げることは重要だが、一番メインに据えるべきことは、1年間の見通しを示して、方向性を明確にすることが最優先である。
そして、もう一つ大切なことは、子どもたちに安心感をもたせることである。
この学級、この先生は、自分たちを安心できる環境で勉強に取り組ませてくれるという信頼である。
この2つをまず、実感させることが大事で、事務的なことを優先させると失敗する。
saitani
今年のカレンダーは、1,2日が土日になっているので週末にある始業式や入学式までの準備に費やせる時間が極端に少ない。
最近思うのだが、4月の授業開始を第2週にできないだろうか。
できれば、もっと余裕をもって子どもたちを迎えることができる。
1年の見通しを考える心の余裕もできる。
それがまずはじめに必要な働き改革だと考える。
教員不足が全国的に広がり、問題になっている。
根本的な解決策は、2つ。
一つは、教員の賃金のアップ。
そして、もう一つは、労働環境の改善である。
その第一歩が年度初めの慌ただしさの解消だと自分は考えるだが。
始業式の日に、学級開きを行う。
そこで、担任の自己紹介ととともに、1年間、どのように時を過ごし、どのような人間になってもらいたいかの方針を担任は示す。
担任の叱る基準を示したり、どんなことに力を尽くし、修了式の日にどんなどのように成長した子どもたちがその席に座っているのかを具体的に語る。
できれば簡単なレクやゲームをして、楽しい雰囲気で終わりたい。
次の日からは、学級の組織づくりにかかる。
1年間の学級経営の根本となる組織をつくる。
最初は教師がイニシアチブをとって組織づくりをしていくが、将来的には自主的に動けるような組織にしておく。
イマージとしては1週間急に担任がおやすみしても、自分たちで学級運営ができる。
朝の会、帰りの会、掃除、給食、自習。
そして、当然だかトラブルも起こる。
トラブルが起きても、それまでに解決方法に則って、自分たちが一応の解決をさせる。
怪我や事故については、当然ながらすぐに学年主任等の先生に相談する。
学習に関しても、自分の場合には学習部という役割をつくり、その教科における準備、手配についてすべてまかせる。
将来的には、子どもたちだけで学習部を中心に授業が進められるようにする。
まあ、11月か12月をイメージしているが。
三日目は、実際に子どもたちの活動をみて、修正や具体性をもたせていく。
給食も始まる頃なので、ルールがうまく機能しているか、決まりを誤解している子はいないかを確認していく。
掃除の仕方も実際に行って、手順等を確認していく。
掃除場所は3週間程度は変更しない。
活動が徹底してない状態で変更を加えるとそれだけで混乱が生じるからだ。
よく黄金の3日間と言われる。
この時期は極めて重要だ。
この3日間は、これを逃すと二度とやってこないからだ。
この3日間だけは子どもたちは、素直に教師の言うことを受け入れる。
指導が入るのだ。
ただし、最近は誤解も生じやすい。
この3日間ですべてを作り上げなくてもいけないと固定概念をもってしまっている教師も多い。
重要な期間ではあるが、全部のことをやろうとすると、無理が出てくる。
要するに詰め込みすぎて、すべてトップダウンで行ってしまい、子どもたちからすべて強制されているという印象を持たれる。
最初にうちは心の中で思っても、口には出さない。
しかし、ゴールデンウイーク開けの頃になると、「先生がすべて決めてしまい、自分たちの意見をきいてくれない」「先生は横暴だ」なんてことをあからさまに言うようになる。
このような状態になると、教師への不信感が高まり、学級運営は困難になってくる。
したがって、黄金の3日間で組織を作り上げることは重要だが、一番メインに据えるべきことは、1年間の見通しを示して、方向性を明確にすることが最優先である。
そして、もう一つ大切なことは、子どもたちに安心感をもたせることである。
この学級、この先生は、自分たちを安心できる環境で勉強に取り組ませてくれるという信頼である。
この2つをまず、実感させることが大事で、事務的なことを優先させると失敗する。
saitani