飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

学級開きに

2023年04月05日 07時49分09秒 | 学級経営
まもなく新年度、令和5年度が始まる。
この時期は期待に胸をふくらませるのは子供だけではない。
教師もまたこの1年をどんなふうに過ごすのかを考える。
もちろん不安もあるが、1年後の子どもたちや学級集団の姿に思いをはせ、期待でワクワクする。

出会いの日に何を話すのか。
とても大事なことだ。
子どもたちの心は出会いから数日だけ、コップが上向きになっている。
教師の話を真面目に聞いてくれる。
この時期にしか効果がないこともある。
この時期にベクトルの方向性を間違えないようにしたい。
集団の中のルールは、他律→規則→自律という過程もたどって成長していく。
この流れはどんな時代を経ても不変のものだ。
最近はこのあたりを勘違いしている教師も多い。
いきなり自律から入ろうとする。
子供主体、子供の思いを大切にするというスローガンを間違ってとらえているからだ。

まず、教師がどんなことで叱るのかの基準を示す。
1年間を貫く、基本的なことを示すのだ。

私は、こんなときには叱ります。

1 危険なことをしたとき
2 人に迷惑をかけたとき
3 失礼な態度や言葉遣いをしたとき
4 うそやごまかしなどのずるいことをしたとき
5 下品な言動があったとき

このくらいの基本線は示しておきたい。

そして、なにか一つでいいので楽しいことをしたい。
本当は授業で楽しさを感じさせることが望ましいが、なかなかそうはいかない。
そこで本の読み聞かせをする。

これは年間通じて、行っていくと子どもたちも楽しみにして、落ち着いた雰囲気もできてくるので効果的だ。

こんな本は必ず子供たちに受ける。

・「あいうえ おちあいくん」ポプラ社
・「だめよ、ディビット」評論社
・「よい子への道」福音館書店
・「へんしんマラソン」金の星社
・「なぞなぞライオン」理論社
・「大どろぼうのホッソツェンプロッソ」偕成社
・「くしゃみくしゃみ天のめぐみ」福音館書店
・「こんとあき」福音館書店
・「くまのコールテンくん」偕成社
・「おふろだいすき」福音館書店
・「もりいちばんのおともだち」福音館書店
・「あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま」福音館書店
・「きゅうきゅうばこ」福音館書店
・「だってだってのおばさん」フレーベル館
・「ざぼんじいさんのかきのき」岩崎書店
・「そらまめくんのベッド」福音館書店
・「はれときどきぶた」岩崎書店
・「ルドルフとイッパイアッテナ」講談社
・「ねこが見た話」福音館書店
・「なんでもただ会社」日本標準

saitani
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする