里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

処女懐胎?、キウィフルーツ(マタタビ科、マタタビ属)

2006年07月13日 | 園芸種
畑のキウィフルーツが不思議にも3個実った。
「キウィフルーツは雌の木と雄の木が1本ずつ無ければ実がつかない」と言われ
て2本買った物だが、確かに雌と雄には違いなかったが、雌は早生種で雄は普通
種だったので全く花期が違い、本来なら実る筈が無いのだが…?。
さては、聖母マリアの様に処女懐胎なのか?、それとも近頃流行の不倫なのか?
と、つい考えてしまった。

いずれにしても、今年はそれぞれの時期に合うように、雌雄とも1本ずつ買って
植えたので、来年こそはたくさん実ってくれる事を期待している。
それまでは、家族3人1個ずつで我慢するとしよう(獲らぬ狸…?)。

キウィフルーツの正式な名前はオニマタタビと言い、中国原産のシナサルナシを
ニュージーランドで品種改良した物で、
名前の由来は、茶色で毛の生えた果実が、ニュージーランドに住んでいるキウィ
と言う鳥に似ているから名付けたのだそうだ。
又、この鳥の名前は「キーウィー」と鳴く事から、先住民がその鳴き声をそのま
ま鳥の名前にしたと言うから、素朴で分かりやすい。

エンゼルス・トランペット(ナス科、ブルグマンシア属)

2006年07月09日 | 園芸種
畑へ2種類のトランペットを植えているが、その内の黄色種が咲き始めた。
原産地が中南米、印度、中近東の暑い地方だけあって、私の地方では冬に地上部
は全部枯れてしまうのだが、根っこだけは生き延びていて2mを超える大きさに
育つのだから驚きだ。

このトランペット、“ブルグマンシア”と言う名前では余り売れなかったので、
“エンゼルス・トランペット”と言う名前に変えたら良く売れ、その後この方が
有名になってしまったそうだ。

しかし、私はこの花は余り好きではない。
花はデカ過ぎ、下から見上げると5本足のタコに見えて品が良くない上に、全草
有毒で触った手は良く洗う必要があり、間違っても口にしてはいけない等と厄介
な点もあるからだ。

横から見た花下から見た花


ヒメヒオウギズイセン(アヤメ科、ヒメトウショウブ属)

2006年07月07日 | 園芸種
先日sasakiさんのブログにヒメヒオウギズイセンが載っていたが、我が家でも
それらしい花が咲き始めた。
私が子供の時からある花だが、ヨーロッパ原産で“ヒメヒオウギズイセン”と
言う長ったらしい名前がある事をはじめて知った。

このヒメヒオウギズイセンは、
ヨーロッパでヒオウギズイセンとヒメトウショウブの交配により作り出された園
芸種で、日本には明治中期に観賞用として渡来したが、その後全国で野生化して
いるらしい。

名前の由来は、葉が桧扇に似、花が水仙に似て、しかも小型で優しい感じがする
事から“姫桧扇水仙”と名付けられ、別名をモントブレチアと呼ぶそうだ。



インドハマユウ(ヒガンバナ科、クリナム属)

2006年07月06日 | 園芸種
亡き母がハマユウだとして育てていたものだが、どうも違うようなので調べてみた。
どうやら、同じヒガンバナ科のインドハマユウ(別名:クリナム)らしい。
インド原産で、葉がハマユウに似ている事から“印度浜木綿”と名付けられたそ
うだが、寒さにも強く一抱えもある大きな株になってしまった。


これって、オオキンケイギク(キク科)?

2006年07月02日 | 園芸種
先日、山野草の栽培法を教わっているsasakiさんのブログで、
「オオキンケイギクを栽培していると300万円の罰金を科される」と警告され
ていた。  
実は、私の家にもそれらしいのがあるのですが、悲しいかな正体が分かりません。
ご存知の方が居られたら教えてください。

環境省のHPで調べて見ると、「外来生物法」によって「特定外来生物」に指定さ
れた植物については、下記のように決まっているのだそうだ。
 ・栽培、保管、運搬、輸入については原則的に禁止。
 ・野外に植える事、種を播く事は禁止。

 ・違反した時(個人の場合)
  販売目的で飼養等をしたり、野外に植えたり播いたりした場合は、3年以下
  の懲役又は300万円以下の罰金。
  販売目的以外の飼養等についても、1年以下の懲役又は100万円以下の
  罰金。

この法律制定の目的は、生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を防止す
る事にあり、問題を引き起こす外来生物を特定外来生物として指定して規制する
事になっているのだそうで、現在12種指定されている。
 ・アゾルラ・クリスタータ (アカウキクサの1種)
 ・アレチウリ
 ・オオカワヂシャ
 ・オオキンケイギク
 ・オオハンゴンソウ
 ・オオフサモ       (パロットフェザー)
 ・スパリティナ・アングリカ
 ・ナガエツルノゲイトウ
 ・ナルトサワギク
 ・ブラジルチドメグサ
 ・ボタンウキクサ     (ウォーターレタス)
 ・ミズヒマワリ
  

ハクチョウソウ(アカバナ科)

2006年06月26日 | 園芸種
もう1種類、畑で殖えて困っているものがある。
原産地はアメリカ中南部~メキシコでガウラと言い、年々株は大きくなるし、自然に種
が落ちていくらでも殖えるので、来年当たり間引きをしなければ畑を占領される恐れが
ありそうだ。
これも友人から茶花として貰ったのだが、確かに花数も少なくスッキリしていて気
に入っているものの、こう増えるのでは鬱陶しくなってしまう。

 別名(和名)と名前の由来
 ハクチョウソウ(白蝶草)
  白い蝶が舞うように見える事から名付け
  られた。
 ヤマモモソウ(山桃草)
  花を桃の花に見立てて名付けられた。



ハナショウブ(アヤメ科⑤)

2006年06月23日 | 園芸種
春日池公園ハナショウブ園

春日池公園は、中心に春日池があり、その周辺に花壇やハナショウブ園、広葉樹の植栽、
遊歩道を配したかなり立派な公園で市民や付近の団地の住人の憩いの場となっている。
元は灌漑用として江戸時代に作られた春日池を福山市が整備したもので、 お役所の仕事
にしては良く出来ている。

ハナショウブは少し時期が遅すぎたきらいがあるが、それでも写しきれない程の品種が
しかも大量に咲いており、見飽きる事が無かった。

桜ヶ丘業 平晩加茂万里群 燕月の玉川
桜ヶ丘


ハナショウブ(アヤメ科⑤)

2006年06月23日 | 園芸種
ハナショウブは、自生種のノハナショウブを元に、江戸時代から本格的に改良された
園芸種で、江戸系、肥後系、伊勢系の3系統に大別されるが、中では江戸系が最も多
いそうだ。

春日池公園のハナショウブも大部分が江戸系で、その他に肥後系やアメリカ系の物も
少し混じっていたが、親がノハナショウブだけに外花被片の付け根に黄色の筋がある
物が多かった。

五月晴筑羽根碧 海群山の雪潮来の夢
潮来の夢

ハナショウブ(アヤメ科⑤)

2006年06月23日 | 園芸種
今日は早起きしてW杯を見たが、玉田の1点が良かっただけで後はサッパリ!
どうもイライラして家内を蹴飛ばしそうになるので、気分直しに春日池公園のハナショ
ウブを見に出かけた。
大雨の直後とあって少し花が痛んでいたが、結構おじさんやおばさんが沢山いて、中に
は句会をやっている連中もいた。
綺麗な花を前にして何やら思い悩んでいる人達を見ると、こちらもつい嫌な事を思い出
しそうになるので極力見ないようにするのに苦労した。

東 鑑新袂の鑑絵日傘連城の璧大 紫
絵日傘


ヒメヒオウギ(アヤメ科)

2006年06月07日 | 園芸種
庭の至る所でヒメヒオウギが咲いている。
園芸種とは知らずに植えた物だが、南アフリカ原産の球根でチビの割りに大きな
実をつけ、その上株も大きくなるので放っておくと兎に角良く殖える。

このヒメヒオウギ、葉が扇を開いたように並び、しかも小型である事から姫桧扇
と名付けられ、別名をアノマテカと呼ぶそうだ。
桃 色白 色
朱紅色